静岡県浜松市の名産品といえば何と言ってもうなぎパイ! “夜のお菓子”のキャッチフレーズでも知られる春華堂のうなぎパイの製造工程を見学できる工場、それがうなぎパイファクトリーです! 工場見学には3つのコースが用意されており、ご自身の好みや所要時間によってコースを選択することができます。全国的に有名なお菓子であり静岡のお土産としても重宝されるうなぎパイ。そんなうなぎパイのおいしさの秘密や誕生秘話を知れるのはもちろん、工場内にあるカフェや直営売店限定のスイーツやグッズとの出会いも魅力のひとつです!
うなぎパイファクトリーってどんなところ?
うなぎパイファクトリーは、有限会社春華堂が販売する浜名湖名産「うなぎパイ」の生産工場。”職人の手わざによって作られるうなぎパイの秘密を知ってもらおう!”をテーマに製造工程を公開している工場です。
うなぎパイファクトリーは、「お菓子を通じて人々を喜ばせたい」という信念のもと、“職人とのふれあい”をコンセプトにうなぎパイの製造工程を間近に見学できる施設として2005年にオープンしました。
うなぎパイファクトリー公式サイトより引用
工場見学にはコースがあり、
- 予約不要。館内を自由に散策できる無料の「自由見学コース」
- 要予約。詳しい案内を無料で受けられる「コンシェルジュご案内付きツアー」
- 要予約。有料だけど焼き立てうなぎパイを食べられる「窯出しうなぎパイツアー」
この3つのコースの中から選択し、館内を見学することができます。
3つのコースにはそれぞれ特徴がありますが、見学経路はすべて同じ。事前に予約が必要なコースもありますが、予約不要なコースは行ってその場で受付さえ済ませればすぐに見学スタートとなりますのでお手軽な点も魅力です。
また、うなぎパイファクトリーでは工場見学だけでなく、ここでしか味わえないうなぎパイを使ったスイーツや浜名湖産のうなぎを使ったお食事などを楽しめる「うなぎパイカフェ」や「移動カフェうなくん号」、うなぎパイをはじめとした春華堂のお菓子やグッズを購入できる「ファクトリー直営売店」を利用することもできます。
うなぎパイファクトリーを見学しよう!
やはり雨の日のお出かけは屋内が第一候補となりますよね。この日は朝から雨予報でしたので、浜松市で雨の日におすすめの場所を検索。すると、どのサイトやブログ、SNSを見ても絶対に「うなぎパイファクトリー」の文字が出てきます。そこまでおすすめされていたら行くしかないでしょう! ということで大雨の日にうなぎパイファクトリー行ってきました!
工業団地の一角にある工場
うなぎパイファクトリーは、その知名度の高さや観光スポットとして紹介されることが多いことから、浜松市の中心街や駅周辺の観光名所と思われがちですが、実は市の中心街からは10km近く離れた場所にある浜松技術工業団地の一角にある工場なんです。
有名な観光スポットではありますが専用の送迎バスなどは運行しておらず、一番近くのバス停からでも徒歩30分以上の道のりとなります。公共交通機関で向かわれる方は、最寄り駅からタクシーで向かうのがおすすめですね。
公共交通機関を使ってうなぎパイファクトリーに向かわれる方はちょっと大変かもしれませんが、自家用車やレンタカーで向かう方は駐車場があるので安心です。工場のすぐ隣に無料の広い駐車場が設けられており、よほどの混雑時でない限り満車になることはないかと。
たくさんの工場が建ち並ぶ工業団地にある観光スポットなので、場所がわかりにくいという声もちらほらあるようですが、工業団地に入る手前からも案内板が出ていたり、こちらの写真のような大きな看板も設置されていますので、それらを目印に向かえば迷うことはそうそうないはずです。(見落とし注意!)
工場の前には特大のうなぎパイ! 当たり前ですが、うなぎパイを前面に押し出した展示が魅力です!
うなぎパイファクトリーに潜入! 工場内はどうなっているの?
こちらがうなぎパイファクトリーの入口です。なんだかオシャレな入口ですね! さすが浜松を代表する観光スポットといったところ!
中に入ると受付と記入台があり、工場を見学する際のコース選択、名前などの記入、そして受付を済ませると場内を自由に散策することができます。
上でもご紹介した通り、うなぎパイファクトリーの見学には予約不要の「自由見学コース」、予約が必要な「コンシェルジュご案内付きツアー」「窯出しうなぎパイツアー」の3つのコースが用意されています。予約が必要な2つのコースは事前に電話での予約が必要ですが、予約不要のコースは当日工場を訪れ受付を済ませるだけで工場見学ができるので、急な予定変更でうなぎパイファクトリーを訪れることになっても楽しめるコースです。
実際私もこの日は別の予定を組んでいたのですが、朝から雨が降っていたため予定変更でうなぎパイファクトリーへ。当日受付でも工場見学ができたのでとても助かりました。そして驚いたのが、当日受付+無料の見学コースなのにうなぎパイをもらえるということ! うなぎパイファクトリーさん、太っ腹です!
受付を済ませると奥へ進むことができ、うなぎパイが出来上がるまでの工程を学べたり、小窓から工場内を見学することができます。
反射してしまってわかりにくいかと思いますが、うなぎパイが焼き上がる様子や、工場のスタッフさんたちの働く姿をガラス越しに見ることができます。どう考えてもうなぎパイを食べたくなるシチュエーションですよね。うなぎパイファクトリーに来てうなぎパイ買わずに帰れる方っているんでしょうか?
階段を上がると工場内を2階から見下ろすことができます。2階もかなり広い造りになっていて、いろいろな角度から工場内を見学できます。
2階にはこんなものも。こちらは「うなぎの寝床」というトンネル。中に入ることができ……
中にはうなぎパイの歴史や豆知識に関するクイズがあります。うなぎパイのパッケージにも書かれている「夜のお菓子」。みなさんはこれどんな意味かわかります?
答えはこちら。「家族団らんの一時に召し上がっていただきたい」という意味らしいです。……なるほど。納得といえば納得ですが、なんかこう……。思ったよりストレートというか、特にひねりはない感じですね。“夜の”とか言われると、もっと意味深な答えを想像してしまいます。これはきっと私の心から純粋さが薄れてしまっている証拠。家族みんなで食卓を囲み、仲良くうなぎパイを食べる! これでいいんです!
2階には「うなぎパイシアター」というミニシアターもあります。こちらのシアターでは映像を見ながらうなぎパイの製造工程などを詳しく学ぶことができます。
さらにうなぎパイのモニュメントも! こちらは特大のうなぎパイと写真が撮れるフォトスポットです。記念に一枚いかがでしょう?
見学が終わったら、次は“食”!
うなぎパイファクトリーのメインは工場見学ですが、おいしさの秘密を知ってしまったらやはり食べないわけにはいきません! うなぎパイファクトリー内にはうなぎパイを使ったスイーツなどが楽しめる施設がいくつかありますのでご紹介していきます!
まずは2階にある「うなぎパイカフェ」。うなぎパイファクトリーでしか食べられないうなぎパイを使った限定のスイーツやお食事をいただくことができるカフェです。この日は雨でしたので、普段は「移動カフェ うなくん号」で販売しているうなぎパイジェラートもうなぎパイカフェで販売していました。
こちらがうなぎパイジェラートです。アイスクリームに砕いたうなぎパイが練りこまれているスイーツなのですが、これがめちゃくちゃ美味い! アイスにうなぎパイが入っているだけだと思って正直そこまで期待していなかったのですが、なぜか想像以上においしくてびっくり! うなぎパイのサクサク食感がいいアクセントなのは間違いないのですが、それ以上の何かがこのスイーツにはあります! 上手く説明できないのでぜひ食べてみてください! おしぼりがうなぎパイなのもかわいらしくてgood!
雨の日はお休み……というか、うなぎパイカフェでの営業になってしまうのですが、入口前には「移動カフェ うなくん号」もあります。こちらでは先ほどご紹介したうなぎパイジェラートを販売しています。こちらのうなくん号、移動カフェですのでファクトリー内はもちろん、時には市内外での出張営業もしているそうです。もしかしたらうなぎパイファクトリー以外の場所でもうなくん号に会えるかもしれませんね! 夏場は暑くて大変だと思いますが、がんばれ!うなくん!
そしてこちらはうなぎパイをはじめとした春華堂のお菓子や詰め合わせ、うなぎパイグッズを販売している「ファクトリー直営売店」です。うなぎパイファクトリーの直営売店ですので、やはりメインはうなぎパイですが、うなぎパイの中にもいくつか種類があったり、春華堂のお菓子である「みそまん」や「しらすパイ」なども購入することができます。
実はうなぎパイは静岡県内の駅やショッピングモール、サービスエリアなどいろいろなところで販売されており、わざわざ浜松市まで足を運ばなくても購入することは可能です。ですがやはりそこはうなぎパイファクトリー! こちらでしか購入できないファクトリー限定のグッズなども販売しているので、直営売店を訪れる意味は大いにあります! そしてなぜか直営売店で購入したうなぎパイが一番おいしく感じるという……。これはおそらく気持ちの問題だと思いますが、やはり本場は違う!ということなのかも?
うなぎパイをはじめとする春華堂のお菓子はお土産としても最適! うなぎパイファクトリーや浜松観光のお土産おすすめNo.1です!
うなぎパイファクトリーでの見学を終えて…
静岡県民にとってはなじみ深いお菓子・うなぎパイ。普段から目にすることもいただく機会も少なくないお菓子ですが、意外と知らないうなぎパイのおいしさの秘密や誕生秘話なども知ることができ、静岡を代表する名産品の魅力についてより理解を深めることができました。
見学コースにより所要時間は異なりますが、自由見学なら15分ほどで工場内を見て回れますので、そのお手軽さも魅力のひとつかと思います。
今回は急遽決定した目的地だったため、予約不要の「自由見学コース」での工場見学となりましたが、次回訪れる際は事前予約をして、焼きたてのうなぎパイが食べられる「窯出しうなぎパイツアー」に参加したいと思います! 焼きたてのうなぎパイ、食べてみたいですもんね……。
また、ここでしか食べることのできないうなぎパイを使ったスイーツや、直営売店でしか手に入らないうなぎパイグッズも必見! “ここでしか手に入らない”や“限定”は買っておくべし! 買って後悔するよりも買わないで後悔するほうがダメージは大きいんです!(私は)
浜松市・浜名湖周辺の観光におすすめのスポット、うなぎパイファクトリー。雨の日の観光にもおすすめですので、ぜひ目的地候補に入れてみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
こちらの記事が少しでも、皆様のお出かけ時間のお役に立てれば幸いです!
うなぎパイファクトリーへのアクセス
公式サイト
所在地
公共交通機関で向かわれる方は、JR高塚駅よりタクシーの利用をおすすめします。(20分ほど)
うなぎパイファクトリー周辺にはバス停がなく、一番近くのバス停からでも徒歩30分ほどかかります。さらにバスの本数も少なく、土日の運行もありませんが、それでもバスを利用したいという方は、JR浜松駅バスターミナルより遠鉄バスへ乗車、大久保バス停で下車してください。大久保バス停より徒歩30分ほど、バス+徒歩で約1時間ほどです。
駐車場
無料
うなぎパイファクトリー専用駐車場あり
入場料・見学料
入場無料
見学料
自由見学 | 予約不要 | 無料 |
コンシェルジュご案内付きツアー | 要予約 | 無料 |
窯出しうなぎパイツアー | 要予約 | 1人500円 |
営業時間・休館日
営業時間 10:00~17:30
休館日 火・水曜日
営業時間・休館日についてはうなぎパイファクトリー公式サイトにある営業カレンダーでご確認ください。
その他ご不明な点、詳しい情報はうなぎパイファクトリー公式サイトにてご確認ください。