【三女神を祀る癒やしの社】大井神社(静岡・島田)参拝記|由緒・見どころ・アクセス情報

入場料1,000円以下

大井神社は、静岡県島田市大井町に位置する由緒ある神社です。水と土と日の神を祀る三柱の女神が鎮座しており、安産や子育ての守護神として地元で厚く信仰されています。

境内では「帯まつり」をはじめとする伝統行事が受け継がれており、地域の歴史と文化を感じられる場所として親しまれています。参道は整備され、駐車場も完備されているため、ご高齢の方やお子様連れでも訪れやすいのが魅力です。

この記事では、大井神社の由緒や見どころ、祭事の魅力に加え、アクセスや駐車場などの実用情報を詳しく紹介します。

大井神社ってどんなところ?

大井神社由緒書き

静岡県島田市の中心部、JR島田駅から徒歩約10分の場所に鎮座する大井神社は、島田の総鎮守として古くから地域に親しまれてきた由緒ある神社です。

正確な時期は不詳とされていますが、創建は奈良時代とも伝えられ、長い歴史の中で大井川の恵みとともにまちの発展を見守ってきました。社名の「大井」は、この地を流れる大井川に由来するとされています。

主祭神は、彌都波能売神(みつはのめのかみ)、波邇夜須比売神(はにやすひめのかみ)、天照大神(あまてらすおおみかみ)の三柱です。いずれも女神で、水・土・日の恵みを司る神として知られています。

安産や子育て、家内安全のご利益があるとされ、女性やご家族連れの参拝者から厚く信仰されている神様です。境内には重厚な鳥居や拝殿が並び、落ち着いた雰囲気の中に歴史の重みが感じられます。

また、大井神社は三年に一度行われる「島田大祭(帯まつり)」の中心としても広く知られています。この祭りは県指定の無形民俗文化財に登録されており、豪華な帯を木太刀に掛けて歩く男性たち(大奴)の行列がまちを彩るものです。

地域の人々の信仰と文化を今に伝える大井神社は、島田の歴史と暮らしを象徴する存在といえるでしょう。

大井神社へのアクセスと駐車場情報

大井神社駐車場

大井神社には社務所に隣接する無料駐車場があり、普通車約20台を収容できます。普段は混雑も少なめですが、大型連休や例祭などの行事開催時には満車になることがあるため、早めの到着がおすすめです。

この境内駐車場は、イベント開催時に一時閉鎖されることがあります。特に「島田帯まつり」期間中は周辺道路が交通規制となるため、公共交通機関の利用が推奨されます。ご注意ください。

車で訪れる場合は、国道1号線や島田金谷バイパス方面からのアクセスが便利です。主要道路からの案内標識もわかりやすく、市街地中心部にあるため道も整備されています。

公共交通機関を利用する場合、最寄駅はJR東海道線の島田駅で、南口から徒歩約10分とアクセス抜群です。駅を出て商店街を進むと、ほどなくして神社の大鳥居が見えてきます。道中には案内板も整備されており、初めての方でも迷わずたどり着けます。

市街地散策とあわせて参拝を楽しめるのも、この神社の魅力といえるでしょう。

大井神社の見どころ

参道に架かる太鼓橋

大井神社の境内には、三柱の女神を祀る荘厳な社殿や地域の伝統行事に深く関わる場所など、見どころが点在しています。島田の総鎮守として親しまれ、現在も地元の人々の暮らしに結びついた神社です。

三柱の女神を祀る社殿

三柱の女神を祀る拝殿

大井神社の中心には、彌都波能売神・波邇夜須比売神・天照大神の三柱を祀る本殿・拝殿があります。現在の社殿は昭和初期に再建され、木造の意匠が美しく細部に伝統的な彫刻が施されたものです。拝殿前の石畳は祭礼時に多くの参拝者で賑わいます。

拝殿前に立つと、その荘厳な雰囲気と静かな境内の空気から、なにか特別なものを感じました。心を鎮めて手を合わせましょう。

島田帯まつりと地域のつながり

帯まつりで練り歩く大奴の像

大井神社といえば、三年に一度行われる「島田帯まつり」が有名です。この祭りは江戸時代から続く伝統行事で、日本三大奇祭の一つとされています。

大奴(おおやっこ)が華麗な帯を太刀にかけて練り歩く姿は圧巻で、県指定無形民俗文化財にもなっています。

実際にお祭りに参加せずとも、地域の信仰と文化を結びつける中心地としての神社の役割を感じることができました。次回はお祭りの時期に訪れたいと思います。

大井神社にはこんな楽しみ方も

夏季限定の見どころ「風鈴回廊」

大井神社の境内の一角にある回廊では、夏季限定で風鈴が吊るされ、多くの参拝客がその涼やかな音色に癒されながら、心地よい夏の参拝を楽しみます。回廊の近くには小さな水の流れもあり、水音が境内全体に穏やかさを添えているのも特徴です。

学問・農耕の神様「大井天満宮」

また、境内にはいくつかの摂末社が点在しており、それぞれに個別の御祭神が祀られています。旅の安全や日常の感謝を込めてお参りできる場所として、境内散策の楽しさを深めてくれます。

静かで神聖な空気に包まれながら、メインの社殿とは異なる雰囲気を味わえるのも、この神社ならではの魅力です。

大井神社周辺の立ち寄りスポット

大井神社を訪れたあとは、その周辺にも足を延ばしてみてください。近隣の観光地もあわせて巡ることで旅の満足度がさらに高まります。

ここでは特に訪れやすい魅力的なスポットをご紹介します。

蓬莱橋

大井神社から車で約10分の場所にある蓬莱橋は、世界一長い木造歩道橋として知られる島田市の代表的観光スポットです。

大井川に架かる美しい木橋は、四季折々の風景とともに散策を楽しめる人気の場所。晴れた日には富士山を望むこともできます。

▼蓬莱橋の詳しい情報については、別記事でご紹介していますのであわせてご覧ください。

大井川川越遺跡

江戸時代、大井川を人力で渡っていた「川越し」の歴史を今に伝える史跡で、大井神社から車で5分ほどの場所にあります。

往時の旅人たちの様子を再現した展示や、川越制度の仕組みを学べる資料館も整備されており、歴史好きにはたまらないスポットです。

▼大井川川越遺跡の詳しい情報については、別記事でご紹介していますのであわせてご覧ください。

大井神社はこんな方におすすめ!

御神池のある一角

大井神社の魅力はさまざまですが、特にこんな方にぴったりです。訪れる際の参考にしてください。

  • 三柱の女神を祀る神社に興味がある方
  • 島田帯まつりの歴史に触れたい方
  • 風鈴回廊の音色を楽しみたい方(夏季限定)
  • 地域と神社のつながりを感じたい方
  • ゆったり境内の雰囲気を味わいたい方

大井神社を訪れる際の注意点

境内にある水の流れ

快適に大井神社を楽しむために、事前に知っておくと安心な注意点をまとめました。訪れる前にチェックしておきましょう。

  • 境内は段差や未舗装な箇所があるため足元に注意
  • 祭りやイベント時は混雑に注意
  • 駐車場は台数が限られるため早めの到着を
  • 参拝ルール・マナーを守って
  • 境内には池や水の流れがあるのでお子様連れの方は注意

大井神社の基本情報・アクセスまとめ

大井神社を訪れる際に役立つ基本情報とアクセス方法をまとめました。お出かけ前にぜひチェックしてください。

公式サイト

大井神社

所在地・公共アクセス

静岡県島田市大井町2316

公共交通機関でのアクセス方法

JR島田駅から徒歩約10分

駐車場情報

駐車場あり:普通車約20台/無料

拝観料

無料

拝観可能時間・社務所受付時間

拝観可能時間終日
社務所受付時間8:30~17:00

その他ご不明な点、詳しい情報は大井神社公式サイトにてご確認ください。
また、こちらのブログ内でご紹介させていただいた内容は記事作成時点での情報です。必ず最新情報をお確かめの上お出かけください。

おわりに

大井神社は三柱の女神を祀る美しい社殿と、地域の伝統行事「島田帯まつり」で知られる、島田市を代表する由緒ある神社です。

夏季限定の風鈴回廊や清らかな水音が心を癒やしてくれる境内は、四季を通じて穏やかな時間を過ごせる場所でもあります。歴史や文化に触れたい人にもぴったりですよ。

ぜひ次の旅行の目的地候補に入れてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。こちらの記事が少しでも、皆様のお出かけ計画のお役に立てれば幸いです。

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