静岡県富士宮市にある富士山麓の自然を満喫できる湖、田貫湖(たぬきこ)。四季折々の自然を感じながら、様々なアクティビティを楽しむことができる朝霧高原を代表する観光スポットです。
周囲にはきれいな遊歩道が整備され、美しい湖面や富士山を眺めながらのお散歩やサイクリング、湖畔に設けられたキャンプ場では、バーベキューや夜空を眺めての天体観測なんかもできちゃうんです!
さらに! 田貫湖を語る上で絶対に外せないのが、湖面に映る「逆さ富士」、そして限られた場所、限られた時期にしか見ることのできない貴重な現象「ダイヤモンド富士」! その貴重な現象を一目見ようと多くの観光客やカメラマンがこの場所を訪れます。
絶景にアクティビティ、澄んだ空気と自然の魅力がたくさん詰まったおすすめスポットです! ぜひ一度足を運んでみてくださいね!
田貫湖ってどんなところ?
今でこそ富士宮市・朝霧高原を代表する観光スポットとして知られる田貫湖ですが、もともとは狸沼(田貫沼)と呼ばれていた小さな沼地が始まりのようです。その小さな沼を農業用水確保のため人工的に拡張。その後も数年かけ需要増加に応じる形で堤防を拡張していき、現在の姿になったとされています。つまり田貫湖は人の手によって造られた人造湖ということになりますね。
田貫湖は周囲3~4kmほどの小さな湖ですが、周辺には宿泊施設やキャンプ場、レストハウスなどが設けられており、田貫湖をぐるっと一周できるきれいな遊歩道も整備されています。また、ヘラブナ釣りの名所としても有名な湖で、ボート乗り場なども設けられています。
湖畔では四季折々の景色や花を楽しむこともでき、一年を通して観光客が訪れる静岡県を代表する観光スポットのひとつとも言える場所です。
そして、田貫湖といえばやはり「ダイヤモンド富士」! 一年のうちで限られた時期にしか見ることのできない貴重な現象「ダイヤモンド富士」、そして湖面にもうひとつのダイヤモンドが映し出された時にだけ見ることができる奇跡の現象「ダブルダイヤモンド富士」をカメラに収めようと多くのカメラマンが訪れる場所でもあります。
しかし、ダイヤモンド富士でなくとも、湖面に映る「逆さ富士」は一年を通して見ることができる田貫湖の見どころのひとつですので、どの時期に訪れても絶景をカメラに収めることは可能です。
キャンプや釣り、散策に絶景と様々な楽しみ方ができる観光スポットですので、自然の中で休日を過ごしたい方におすすめの場所です。
田貫湖に駐車場はある?


田貫湖周辺には駐車場がいくつかあり、基本的にはどこも無料で駐車することができます。おすすめは田貫湖南側のテントサイトにある大型の駐車場か、田貫湖北側の湖畔広場公園のすぐ横にある駐車場。どちらも収容台数が多く管理棟などが近くにあるため、田貫湖でキャンプやアクティビティを楽しみたい方に便利です。

その他にもいくつか駐車場らしき場所がありますが、正式に駐車場として案内されていないところがあったりもします。おそらく駐車しても問題はないと思いますが、できればしっかり区画整理された駐車場を利用しましょう。
田貫湖北側エリア

まずは田貫湖の北側エリアからご紹介していきます。私が田貫湖を訪れたのは10月下旬。わずかながら紅葉が見られ、ほどよい気温の中での散策となりました。
ちなみに、上の絵はすごーくざっくりとした田貫湖のマップです。これからご紹介していく見どころの位置関係はマップの通り。矢印の方向に進んで行きます。
湖をぐるっと一周できる遊歩道

田貫湖には、湖の周りをぐるっと一周歩けるよう遊歩道が整備されています。周囲3~4kmほどとそれほど大きな湖ではありませんが、場所によって見える景色が違ったり、四季折々のちょっとした発見があったりと、ただお散歩するだけでも十分に楽しむことができる湖です。
この辺りの木は少し色づき始めていて、少しですが紅葉を見ることができました。

遊歩道はサイクリングロードにもなっていますので、自転車で通行することも可能です。ただし自転車は一方通行。サイクリングを楽しむ際はご注意ください。
ヘラブナ釣りの名所

田貫湖はヘラブナ釣りの名所としても有名な湖。ヘラブナはオフシーズンがない魚としても知られているため、田貫湖では一年を通してフィッシングを楽しむ方の姿を見かけます。また、ヘラブナ以外にも、ブラックバスやコイといった比較的大きな淡水魚が生息しているポイントでもありますので、釣り人たちにとっても人気のスポットとなっているようですね。
ちなみに田貫湖で釣りをするには入漁料700円が必要です。レストハウスでの受付となりますので、フィッシングを楽しみたい方はまず受付を済ませてからポイントに向かいましょう。
親水ひろば


北側エリアの一角には親水ひろばという水遊びスポットが設けられています。夏場はここで水遊びができるようですが、さすがにこの時期水遊びをしている方はいませんでしたね。小さなお子様のちょっとした水遊び場におすすめです。
湖上展望台


親水ひろばのすぐ隣には湖上展望台が設置されています。文字通り湖上に設置された展望台となっており、遊歩道からすぐの手軽な展望台といった印象です。

湖上展望台からは田貫湖を見渡すことができます。高所から見下ろすというよりも、湖の上に立って周囲を眺めることができる場所といった感じ。田貫湖の全景を見渡せる場所はほかにあります。
長者山田貫神社


湖上展望台から道路を挟んだ山側には、長者山田貫神社が鎮座しています。由緒、ご利益、創建年代等、詳細は一切不明な謎多き神社。
しかし一説によると、古くからこの地に伝わる「炭焼き藤次郎」の「炭焼長者」という民話が関係しているとかいないとか……。炭焼き藤次郎……何かのアニメに似たような名前の剣士が出てきたような……。

私がこの神社を訪れた時、2匹のネコがずっと社殿の周りを歩き回っていました。もしかしたら守り神様かな?なんて思ったりもしましたが、タヌキが生息する湖だからタヌキ湖=田貫湖なんて話を聞いたことがありましたし……。でも私が見たのもこちらに写っているのも間違いなくネコ……。うーん、タヌキに化かされましたかね?
湖畔広場公園


長者山田貫神社をあとにし、さらに西へ進んで行くと、湖畔広場公園にたどり着きます。ちょっとした遊具や、田貫湖を眺めるために設置されたベンチやハンモックのある公園です。
公園のすぐ隣には駐車場やトイレも設けられていますので、北側エリアの休憩所として利用できる一角ですね。
憩いのひろば


湖のほとりには憩いのひろばがあります。テーブルやベンチが設置された芝生広場です。広さもそこそこありますので、小さなお子様を遊ばせておくのにも適した場所かと思います。
たぬき展望台
北側エリアの最後にご紹介するのは、高台にある田貫湖一の展望台・たぬき展望台です! 田貫湖と富士山を一望できる田貫湖一の絶景スポットなのですが、ちょっとわかりにくい場所にあるので展望台までの道のりをご紹介します。

たぬき展望台へは、湖畔広場公園の西側にある、元バンガローサイトの炊事場あたりからアクセスできます。


たぬき展望台までは、足場が悪かったり遊歩道として整備されていない場所があったりもします。本当にこの先に展望台があるのか半信半疑のまま、それらしい道を探しながら歩きました。時期によるのかもしれませんが、草や木が生い茂ってしまっていて道幅がものすごく狭くなっている箇所もありましたので、足元には十分に注意して展望台を目指しましょう。


所々にこのような案内看板があるのが幸いでした。これらがなかったらおそらくたどり着けていないと思います。

道の途中にはこんなものもありました。おそらくタヌキの置物だと思いますが、なかなかの劣化具合でちょっとかわいそうな感じになっていましたね。

それなりに険しい山道を進み、階段を上りきるとたぬき展望台に到着します! 展望台ではポンポコポン太くんがお出迎え! 隣に座って一緒に写真を撮ることもできます!

こちらがたぬき展望台から見た田貫湖の眺めです! 生い茂った木々に視界を遮られてしまい全景を望むことはできませんでしたが、この場所が湖と富士山を一望できる田貫湖一の絶景スポットであることは間違いありません! ちょうど雲で隠れてしまっていますが、雲がなく風もない晴れた日は、この展望台からも湖面に映る美しい逆さ富士を望むことができます。
ちょっとわかりにくい場所にあり、ここまでの道のりもなかなかハードではありますが、この景色は一見の価値ありです! 田貫湖を訪れた際は、ぜひたぬき展望台まで足を運んでみてくださいね!
田貫湖西側エリア

田貫湖西側エリアは、湖越しの富士山を望める絶好エリア! 逆さ富士やダイヤモンド富士を求めて訪れる観光客やカメラマンは西側のエリアに集まります。見どころとなるような大きな施設や広場などは少なめですが、おすすめポイントはたくさんありますのでご紹介していきます!
逆さ富士を眺めながら歩ける遊歩道


田貫湖西側エリアには、湖と森の間を縫うように遊歩道が整備されています。遊歩道の左右には湖と緑だけが広がっており、余計なものがなにもないので自然を感じながらのお散歩にピッタリ! 所々、木のトンネルのようになっているところもあります。

遊歩道からは雄大な富士山、そして田貫湖に映る逆さ富士を見ることができます! 先ほどと同様、雲が富士山を覆ってしまっていて、きれいな逆さ富士をカメラに収めることはできませんでしたが、写真に写っているのは紛れもなく逆さ富士です。自然が味方をしてくれることばかりではありませんね。
きれいな逆さ富士を生で見てみたい!カメラに収めたい!という方は、雲がなく風もない晴れた日に田貫湖を訪れましょう! 完璧な逆さ富士を見ることができた方はかなりのラッキーかも⁉

西側エリアには、杉林の中を遊歩道が通っている場所もあります。花粉症の方にとっては少々辛い場所かもしれませんが、個人的にはこういうところ大好きです。
※私もバッチリ花粉症です。
休憩ができるスペース


西側のエリアには大きな公園や広場などはありませんが、その代わりにちょっとした休憩スペースや東屋が設けられています。田貫湖は一周3~4kmほどあるとされていますので、体力に自信のない方は少しずつ休憩をはさみながら散策しましょう。
展望デッキ
西側エリア一番のおすすめポイントは、やはり逆さ富士やダイヤモンド富士を最高の角度で見ることができる展望デッキでしょう!


展望デッキが近づくと、遊歩道がボードウォークに切り替わります。滑りやすかったり、一部劣化しているようなところもあるので注意して通行してください。


展望デッキにはベンチが設置されており、座りながらも田貫湖と富士山を眺めることができます。ダイヤモンド富士が見られる時期、時間帯になるとこの場所がカメラマンで溢れかえるとのこと。

展望デッキから富士山にカメラを向けるとこんな写真が撮れます。いい写真かどうかはさておき、誰でもこの光景を目にできるのは田貫湖散策の醍醐味ではないでしょうか? 田貫湖を訪れたからには湖と富士山、そして湖面に映る逆さ富士を目に焼き付けてから帰りましょう!
きれいな逆さ富士の写真をご提供することはできませんでしたが、田貫湖が逆さ富士の名所であることは確かです! ぜひご自身の足でこの場所を訪れ、きれいな逆さ富士やダイヤモンド富士をカメラに収めてみてくださいね!
田貫湖南側エリア

田貫湖の南側には、田貫湖キャンプ場のテントサイトやレストハウス、大型駐車場などが設けられており、田貫湖周辺で最も人が多く集まるエリアです。また、テントサイト近くには「田貫湖ふれあい自然塾」という自然体験を楽しめる施設も設けられており、田貫湖の自然について学ぶことができるエリアにもなっています。
田貫湖キャンプ場テントサイト
田貫湖には、楽しみ方のひとつとして田貫湖畔キャンプが挙げられます。湖畔にテントサイトがあり、田貫湖を眺めながらキャンプやバーベキューを楽しむことができるんです。今回私は田貫湖周辺の散策だけでしたのでテントサイトの利用はありませんでしたが、田貫湖でキャンプを楽しみたい!という方は、事前に予約をしてから田貫湖を訪れましょう。


テントサイト内にも遊歩道が通っているため、利用者でなくともテントサイト内を散策することは可能です。
この日もかなり多くの方がキャンプやバーベキューを楽しんでいました。辺り一面にはバーベキューのいい香りが立ち込め、歩いているだけで参加している気分に! それと同時にとんでもない空腹に襲われますので、覚悟してテントサイトに近づきましょう。

このロケーションでのキャンプは最高でしょうね! 田貫湖は空気がいいところなので、星空がきれいなスポットとしても有名な湖です。キャンプでの利用でなくとも、夜に田貫湖を訪れてみるのもありかもしれませんね!
レストハウス「瓔珞の家」

テントサイトの東側にはレストハウス「瓔珞の家(ようらくのいえ)」があります。テントサイトの管理や受付、レンタサイクル、貸しボート、魚釣りの受付を行っている施設です。つまり田貫湖全体の管理棟といったところですね。
また、レストハウス「瓔珞の家」は売店や食事処にもなっているため、地元名物の富士宮やきそばなどをいただくこともできます。テントサイトやアクティビティの受付以外でもレストハウスは利用できますので、ぜひ売店でのお買い物やお食事を楽しんでくださいね!
田貫湖東側エリア

田貫湖東側エリアには、大きな施設や目立った見どころはありませんが、湖畔に沿った遊歩道の途中にある長者の橋や姫の橋からは、田貫湖をこれまでとは違った角度から眺めることができます。静かに散策を楽しみたい方におすすめの穴場エリアといったところです。
田貫湖東側からの富士山

田貫湖の東側からはこのように富士山が見えます。この位置からだと田貫湖越しの富士山を見ることはできませんが、その分人が少なく穴場的な魅力のあるエリアですね。
この時間になってようやく富士山にかかっていた雲が少なくなってきました。夕日に照らされていい感じですが、もう少し早くこの光景が見たかったです。
長者の橋


北側エリアと東側エリアの境目あたりに架かる長者の橋。田貫湖の用水路上に架けられた小さな橋です。名前の由来などは明記されていませんが、おそらく「長者山田貫神社」と同じくこの地に伝わる民話からきているという説も。
この辺りは毎年6月~7月くらいになると、湖上を舞う蛍の姿を観察できる自然観察スポットになるようです。
姫の橋


長者の橋のすぐ近くには姫の橋という大きな橋が架かっています。こちらも名前の由来などは明記されていませんが、田貫湖の一角に架かる大きな橋で、田貫湖の反対側のエリアからも視認できるような立派な橋です。ここからも美しい田貫湖の景色を望むことができます。
ここからさらに遊歩道を北上すると田貫湖北側エリアに戻り、田貫湖一周散策終了です! お疲れさまでした!
田貫湖散策を終えて…
ざっくりではありますがこれで田貫湖散策は終了です! 田貫湖を眺めながら歩くだけなら一周1時間ほど。休憩を挟んだり展望台でじっくり景色を楽しんでも2時間ほどでまわれると思います。私はいろいろ見ながら、写真を撮りながらの散策でしたので2時間以上かかりました。
アクティビティを楽しみたい方は、プラスアルファの余裕を持って訪れましょう!
田貫湖散策を終えての率直な感想としては、とにかく良いところ! 景色もいいし、空気もきれい! 楽しみ方や見どころもたくさんあるので、老若男女問わず誰にでもおすすめできるスポットだと断言できます!
また、四季折々、時間帯によっても見られる景色が違うので、いつ訪れても楽しめるという点も田貫湖の魅力のひとつ! 周囲を散策するだけなら一切お金がかからないのも嬉しいポイントですね! ふらっと立ち寄ってちょっと休憩するのにも最適な場所です。
今回は散策というかたちで田貫湖をご紹介しましたが、キャンプやサイクリング、魚釣りといったアクティビティを交えた楽しみ方もできるおすすめスポットです! アクティビティについて詳しく知りたい方は田貫湖キャンプ場ウェブサイトにてご確認の上、田貫湖を訪れてみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
こちらの記事が少しでも、皆様のお出かけ時間のお役に立てれば幸いです!

田貫湖へのアクセス
公式サイト
所在地
〒418-0107 静岡県富士宮市佐折634-1(田貫湖キャンプ場)
公共交通機関をご利用の方へ
最寄り駅はJR富士宮駅、最寄りのバス停は休暇村富士(展望デッキ付近)、田貫湖キャンプ場(キャンプ場すぐ)、田貫湖南(姫の橋付近)があります。
入場料
無料
(田貫湖で行えるアクティビティにはそれぞれ料金が設定されています。詳しくは田貫湖キャンプ場ウェブサイトにてご確認ください。)
駐車場
無料(湖畔広場公園横駐車場 約50台、レストハウス側駐車場 約200台、その他複数の駐車場有)
営業時間
レストハウス「瓔珞の家」
3月~11月 | 8:00~17:00 |
12月~2月 | 8:00~16:00 |
その他ご不明な点、詳しい情報は田貫湖キャンプ場ウェブサイトにてご確認ください。
また、こちらのブログ内でご紹介させていただいた内容は記事作成時点での情報です。必ず最新情報をお確かめの上お出かけください。