【竜ヶ岩洞】洞窟探検の旅へ! そこは神秘的な光景の宝庫だった!【浜松市】

入場料1,000円以下

静岡県浜松市北区にある鍾乳洞見学が楽しめる施設、竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)。大昔にできた天然洞窟の中を探検できる浜松の人気観光スポットです! 総延長1,000mを超える洞窟内の約400mが一般公開されており、地底世界を冒険しているような気分を味わうことができます! 洞窟内を流れ落ちる「黄金の大滝」や、これぞ鍾乳洞!といったような神秘的な光景を味わうことができる「鳳凰の間」などみどころがいっぱい! パワースポットとして知られる観光地ですが、実はデートスポットとしての側面もあるとかないとか……。

竜ヶ岩洞ってどんなところ?

竜ヶ岩洞は、およそ2億5千万年前の地層といわれる秩父古生層の石灰岩地帯に形成された、東海地方最大級の鍾乳洞です。一般公開されているのは400mほどですが、総延長は1,000m以上もあるとされています。洞内は年間平均気温18℃。どの季節に訪れても快適な地底探検を楽しむことができます。

竜ヶ岩洞周辺には駐車場はもちろん、売店や資料館、休憩所なども設けられているので、洞内見学後ゆっくり過ごすこともできます。売店にはここでしか手に入らないお土産なども販売されていますので、是非覗いてみてくださいね!

竜ヶ岩洞内を探検!

それでは早速竜ヶ岩洞の中へ入って行きましょう! 約400mの洞窟探検スタートです!

竜ヶ岩洞の入口はこんな感じです。このぽっかり空いた穴から、竜ヶ石山に開口された竜ヶ岩洞の中へ。中にいるスタッフの方にチケットを見せることで入洞できます。

入口から中へ進むとコウモリの顔ハメや本物のコウモリが展示されているケージがあります。コウモリってなかなか見る機会ないですよね? 洞窟ならではといった展示で入口から期待大! この辺りはまだ洞窟というよりは地下道のようなイメージです。

進んで行くと洞窟らしくなってきました! このワイルドな岩肌がたまりませんよね! 洞窟っていくつになってもワクワクするんですよね……。まさに非日常だからでしょうか?

洞内の通路は歩きやすいよう整備されていますが、道幅が狭かったり坂道になっているところもあるので注意して進みましょう。また、一般公開されているところの中にも立入禁止の箇所や、触れてはいけない展示などがあります。洞内の注意事項を確認しながら見学しましょう。

入口から少し進むと「登竜門」と書かれた場所が現れます。こちらにある説明書きによると、この場所には”受験合格”、”大願成就”、”縁結び”のご利益があり、通るとそれらの願いが叶うとされています。「登竜門」を通る際の手順も記されているのですが……

「登竜門」はとても狭い! 大人一人がギリギリ通れるかどうかくらいの幅しかありません。更に高さもないので屈みながら進むことしかできません。この道を進んだ先に成功があるのだとすれば、まさに「登竜門」ということになりますね! 興味がある方は是非チャレンジしてみてくださいね!

洞内ではこのように水の溜まった池のようなものがいくつか見られます。これらは洞窟の天井や壁などから染み出てくる地下水などが溜まったものなのですが、実は私たちの頭上にも例外はなく、上からぽたぽたと水が垂れてくるのを感じると思います。場所によって垂れてくる水の量には差がありますが、多いところでは結構しっかり濡れますので、ある程度は覚悟して竜ヶ岩洞を訪れましょう。通路が濡れて滑りやすくなっている場所もあるので注意が必要です。

洞内にはこのような洞内生物について書かれた説明板も設けられています。こちらの竜ヶ岩洞にも数種類の生物が生息しているようです。コウモリや虫類が多いようなので、苦手な人は苦手だと思いますが、めずらしい生物もいるようなのでお目にかかれたらラッキーかもしれませんね! 私は人間以外の生物を発見することはできませんでした。残念です。

こちらは「ヘチマフローストーン」と呼ばれる鍾乳石です。ほんとにヘチマのような形をしています。洞内では様々な形の鍾乳石を見ることができますが、すべてが自然に形成されたものだと思うと自然の神秘を感じますね。地底探検がわくわくするのも無理はありません。

こちらは「びょうぶ岩」です。大きな岩盤の間を通路が通っています。なかなか迫力のある竜ヶ岩洞の見どころのひとつです。

竜ヶ岩洞では見どころとなる鍾乳石や地形をわかりやすくライトアップしてあります。おかげでそれぞれの見どころを見逃すことなく見学でき、照明の明るさのおかげで細部までじっくり観察できます。更に照明のおかげで神秘さも何割増しかになっているように感じました。

洞内の写真は基本的に薄暗い通路や岩肌を写したものが多いので、代わり映えしないように感じるかもしれませんが、実際はエリアごとに岩壁の感じが違っていたり、照明の色が違っているため常に新鮮な雰囲気の洞窟探検を楽しめます。写真ではなかなかその空気感をお伝えしきれないのがもどかしい!

こちらは「長寿の泉」という竜ヶ岩洞の見どころのひとつです。注意書きにもあるように、手を入れたり物を投げ込んだりしない、ガブ飲みもしないようにしましょう。

ちなみにこの辺りがちょうど折り返し地点です。まだまだこの先も見どころがありますので、洞窟探検後半戦いってみましょう!

竜ヶ岩洞の数ある見どころの中でも上位と言えるでしょう。なんと、竜ヶ岩洞には滝があるんです! その名も「黄金の大滝」! 洞窟の天井から大量の水が降り注いでいます。こちらも写真では迫力をお伝えするのは難しい! 滝に沿って階段が設けられているので、すぐ横に滝を見ながら進むことができます。というか、歩く場所によっては普通に濡れます。濡れたくない方はできるだけ滝から離れた位置を歩きましょう。

「黄金の大滝」から少し進むとこのような鍾乳石たちが姿を現します。これぞ鍾乳洞って感じじゃないですか? 鍾乳石と一口に言っても、そのでき方や形状によって様々な呼び名があるようです。意外とこういうことを知るのは好きなんですよね。勉強は嫌いですが……。

更に進んで行くとひと際目を引く青いエリアが! 私はお出かけの際にあまり詳しく下調べをするタイプではないのですが、竜ヶ岩洞に青いライトアップが施されたエリアがあるのは知っていたので、この場所を目指して来たと言っても過言ではありません! が、どんな展示が行われているかは詳しく知らないままこの場所に到着してみると……

私の目指していた青いエリアには「水神様」と呼ばれる鍾乳石がありました。なんとも神秘的な光景ですね! これがライトアップありきの光景なのは間違いありませんが、この場所が竜ヶ岩洞屈指のフォトスポットであることは疑いようがありません! 是非実際にこの場所を訪れて、ご自身の目でこちらの光景をご覧になっていただきたいです!

青いエリアのすぐ先にはこんなものまでありました。こちらにある説明書きによりますと、地元で穫れた茶葉をここ竜ヶ岩洞内で熟成させ「いなさ竜ヶ岩洞熟成茶」なるものを作っているのだそう。年間を通してほぼ一定の気温に保たれている竜ヶ岩洞内は、茶葉の熟成に最適な環境のようです。天然の熟成庫といったところなのでしょうね。

更に先に進むとこのような場所が。こちらは「鳳凰の間」という場所で、1人ずつしか入ることができないほど狭い通路の先にある展示です。が、竜ヶ岩洞を訪れる上で絶対に外せない見どころのひとつですので、順番を待ってでも必ず見学してからこの場所を後にしてください!

「鳳凰の間」に入ると頭上にはこのような光景が広がります! おそらく鍾乳洞と聞いて最初に思い浮かぶのはこのような光景ではないでしょうか? 様々な大きさや形の鍾乳石が密集しているような場所で、しばらくこの場所から動けなくなるほど圧倒されます! まさに一見の価値あり! 竜ヶ岩洞を訪れた際は、何があってもこの光景だけは目に焼き付けて帰りましょう!

「鳳凰の間」を後にして進んで行くと「シャンデリアの間」そして「姫かんざし」と呼ばれる鍾乳石を見ることができます。「シャンデリアの間」はその名の通り、天井から垂れ下がる鍾乳石がまるでシャンデリアのように見えるエリア、「姫かんざし」は2枚目の写真下部にある白い鍾乳石がかんざしのように見えることからそう呼ばれているようです。どちらも鍾乳洞ならではの美しい自然の造形物なので、見逃さぬよう洞窟探検を楽しんでくださいね!

この辺りに来ると洞窟探検もいよいよ終盤! 「黄金の富士」「知の七福神」といった縁起の良さそうな鍾乳石があり……

このような洞窟探検感満載の通路を進んで竜ヶ岩洞の出口へ向かいます。一般公開されている約400mの洞窟探検はこれで終了ですが、見どころたくさんの鍾乳洞なのでたった400mとは感じませんでした。更に竜ヶ岩洞には洞窟探検以外の楽しみ方もありますので、この後ご紹介しますね!

竜ヶ岩洞にある施設をご紹介!

竜ヶ岩洞という観光地には、洞窟探検以外にも楽しめる施設がいくつかあります。せっかくここまで来たのなら、この場所すべてを楽しんでから帰りましょう!

駐車場

まずは駐車場です。竜ヶ岩洞からすぐのところに大きな駐車場があります。乗用車500台、バス25台収容可能です。駐車場には売店などもあるので、ちょっとした休憩にも利用できますね。

案内所

竜ヶ岩洞入口のすぐ横には案内所があります。こちらでチケットを購入することで、洞窟探検をスタートすることができます。その他にも竜ヶ岩洞にある施設について案内もしてくれますので、何か困ったことがあれば案内所を利用しましょう。

岩石園

案内所のすぐ近くには「岩石園」という展示があります。こちらでは富士山の熔岩や竜ヶ岩洞周辺地域の代表的な岩石について学ぶことができ、実際に展示してある岩石に触れることもできるようです。

休憩所

案内所前の広場にはこのような休憩スペースが設けられています。この日は雨でしたので、休憩所を利用している方はいませんでしたが、晴れた日はこちらで飲食を楽しむこともできますね。

顔ハメ看板

「日本一の顔ハメ」と書かれた顔ハメ看板もあります。実は竜ヶ岩洞について調べると必ずと言っていいほどこちらの顔ハメ看板が紹介されていたりします。こちらの写真ではわかりにくいかもしれませんが、顔ハメ看板に使われているヘルメットは実は本物! ヘルメットに頭をすっぽりと納めて写真を撮ることができる、竜ヶ岩洞の名物フォトスポットです!

ようきた洞

竜ヶ岩洞を訪れると、広場の真ん中にぽっかりと空いた穴のようなものがあることに気付くと思います。こちらは「ようきた洞」という、鍾乳洞から出てくる冷風と冷水を楽しめる施設です。穴の中へは階段を下って向かうことができます。

階段を下ると「ようきた洞」についての説明看板や、足湯ならぬ足水を体験できるスペースが設けられています。鍾乳洞から流れ出てきた水というだけでちょっと特別な感じがしますね!

もちろんこちらの洞窟にも入ることができます! 期間限定ではありますが、私が訪れた時は「電飾洞窟・ようきた土蛍」という展示を行っていました。

中はこんな感じ! 写真ではわかりにくいかもしれませんが、洞窟内すべてがイルミネーションで真っ青! 大きな洞窟ではないので短時間で見学することができます。が、それでも目がおかしくなりました。見た目のインパクトが強すぎて冷風を感じる余裕がありませんでしたが、本来は洞窟内を約18℃の冷風が通り抜けているようなので、「ようきた洞」を訪れた際は鍾乳洞特有のマイナスイオンたっぷりな冷風を感じてみてください!

洞窟資料館・出口売店

竜ヶ岩洞の出口を進むとそのまま洞窟資料館へと繋がっています。こちらの資料館では、竜ヶ岩洞にある鍾乳石や地底世界の様子、洞窟内に棲む生物についての展示などが行われています。普段の生活の中ではお目にかかることのできない洞窟内の世界について学ぶことができる施設です。

洞窟資料館の先には売店もあります。洞窟ならではのお土産や、浜松市の特産品などを取り扱っているお店です。更におみくじも販売しており、お店の外にはおみくじの結び所も設けられています。

八角堂売店

竜ヶ岩洞には売店がふたつあります。こちらは「八角堂売店」。屋根が八角形になったお店です。

店内はこんな感じです。浜松市ならではのお土産や竜ヶ岩洞オリジナルの商品に加え、軽食の販売も行われています。この日は雨でしたので外の休憩所が使えず、こちらの店内で休憩されているお客さんの姿もありました。

更にこちらの建物内には「マテリア」というジェラート屋さんも! 実はこちらのジェラート屋さん、かなり有名なお店らしく「静岡県のバスガイドさんが選ぶアイスクリームNo.1」に選ばれたお店なんだそう! 竜ヶ岩洞を訪れた際は是非ご堪能くださいね!

奥にはこんなものもありました! 「幸運を呼ぶライオン」ということで、カードに願い事を書き錠に通し柵にとめると願いが叶うとされているようです。ご覧の通りたくさんの方が願い事を書いたカードを柵にとめて帰っていますね。竜ヶ岩洞自体がパワースポットといわれていますので、そのご利益にあやかろうということなのでしょうか? なぜライオンなのかはちょっとわかりませんでしたが、カードがハート型ということもあり、カップルで願い事を書いている方も多くいるようでした。竜ヶ岩洞にはこのような楽しみ方もありますので、デートスポットとしてもおすすめです!

竜ヶ岩洞探検を終えて…

やはり洞窟探検は楽しいですね! 私は過去に県内外のいくつかの鍾乳洞を訪れたことがありますが、竜ヶ岩洞は観光地としておすすめできる鍾乳洞です。鍾乳洞の中にはしっかりと管理されていないかったり、歩きやすいよう整備されていないようなところもありますので、そうなるとただ単純に楽しむことができる観光地ではなくなってしまいます。竜ヶ岩洞は運営会社によりしっかり管理されており、安全に洞窟探検を楽しめる施設です!

約400mの洞窟探検の所要時間はだいたい30~45分ほどとされていますが、「ようきた洞」や資料館の見学、売店でのお買い物などすべての施設を回るとなると1時間以上、混雑が予想される場合は2時間くらい時間を確保してお出かけすることをおすすめします。実際に私も写真を撮ったり、お土産を購入したりして過ごしていたら2時間近く経っていました。せっかくのお出かけを時間に追われて楽しめないのはもったいないですよね? 余裕を持って楽しめるよう、早めの行動がお出かけを楽しむためのコツです!

また、竜ヶ岩洞は全体を通して歩きやすいよう整備されていますが、所々坂道や階段になっていたり道幅が狭くなっている場所があったりしますので、スニーカーなどの歩きやすい靴で向かわれることをおすすめします。更に場所によっては天井から地下水が垂れているところなんかもありますので、多少なりとも濡れる覚悟は必要かもしれません。

注意点さえ守っていれば、特に事前準備なども必要ない手軽に大迫力の地底世界、神秘的な鍾乳洞の光景を見ることができるおすすめスポットですので、浜松を訪れた際には是非竜ヶ岩洞に足を運んでみてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

こちらの記事が少しでも、皆様のお出かけ時間のお役に立てれば幸いです!

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竜ヶ岩洞へのアクセス

公式サイト

竜ヶ岩洞

所在地

〒431-2221 静岡県浜松市北区引佐町田畑193  地図はこちら

公共交通機関で向かわれる方は…

1JR浜松駅より遠鉄バス奥山行きへ乗車、竜ヶ岩洞入口バス停で下車後、徒歩約7分で竜ヶ岩洞に到着します。(バス乗車時間約1時間)
2天竜浜名湖鉄道・金指駅より遠鉄バス奥山行きへ乗車、竜ヶ岩洞入口バス停で下車後、徒歩約7分で竜ヶ岩洞に到着します。(バス乗車時間約15分)

駐車場

駐車料金無料

収容台数 乗用車500台・バス25台

見学料

大人(高校生以上)1,000円
中学生・小学生600円

営業時間

9:00~17:00

年中無休

その他ご不明な点、詳しい情報は竜ヶ岩洞公式サイトにてご確認ください。

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