【源頼朝ゆかりの社】伊豆山神社(熱海)の歩き方|由緒・見どころ・アクセス情報

入場料1,000円以下

伊豆山神社は、静岡県熱海市の高台に位置する歴史ある神社です。源頼朝と北条政子ゆかりの地として知られ、関東武士の信仰を集めてきました。海を望む境内や長い石段があり、自然と歴史を感じながら参拝できます。

境内には本殿のほか、伊豆山の信仰文化を伝えるスポットが点在します。散策しながら由緒をたどれるのが魅力といえるでしょう。観光としてはもちろん、歴史にふれたい方にも人気があります。

この記事では、伊豆山神社の概要や見どころ、参道の歩き方、アクセスや駐車場情報などの実用情報まで詳しく紹介します。

伊豆山神社ってどんなところ?

境内から見下ろす相模灘

伊豆山神社は、静岡県熱海市の高台に位置する神社です。相模灘を見下ろす立地が特徴で、古くから山と海と温泉の恵みに感謝する信仰の中心となってきました。海を望む参道と厳かな雰囲気が調和した場所です。

歴史的には「走湯権現」「伊豆大権現」と呼ばれ、平安時代から武家や朝廷の崇敬を集めてきました。源頼朝と北条政子ゆかりの地としても知られており、関東武士の精神的支柱となっていた時期もあるとか。文化的にも重要な役割を果たしてきた神社です。

現在は観光で訪れる方も多く、長い石段を登る参拝体験や境内の散策が楽しめます。熱海の温泉地と結びつきが深く、地域の歴史や信仰を体感できるスポットとして注目されています。訪れることで、歴史と自然をあわせて味わえる場所です。

伊豆山神社へのアクセスと駐車場情報

下駐車場横にある鳥居

伊豆山神社には参拝者用駐車場が2か所あり、合計で約40台の普通車が収容できます。

鳥居横の下駐車場は収容台数約8台で、最初に目につく駐車場です。ここに駐車すると約170段の石段を上って境内へ向かうことになります。石段での参道歩きを楽しみたい方にはおすすめですが、体力に自信のない方や、本殿参拝だけが目的の方には適していません。

もう一つの上駐車場は、本殿すぐ横にあり、普通車約30台が停められる広めの駐車場です。長い石段を上る必要がなく、手軽に参拝できます。下駐車場から数百メートル進んだ先にあり、ややわかりにくい場所のため、案内板を見落とさないよう注意してください。

どちらも境内近くまで車でアクセスできるため便利ですが、週末や連休は混雑することが多く、早めの到着がおすすめです。

公共交通機関の場合は、JR熱海駅が最寄りとなります。駅前からバスを利用し、「伊豆山神社前」バス停で下車します。所要時間は10分ほどで、バス停目の前が神社なので迷う心配もありません。タクシー利用でも駅から10分ほどでアクセス可能です。

参道の入口から本殿までは長い石段が続きます。体力に不安がある場合は、駐車位置やバス停からのルートを事前に確認すると安心です。混雑のピークを避けたい方は、午前中の参拝がおすすめです。

伊豆山神社の見どころ

境内からの景色

伊豆山神社には、歴史・景観・信仰の要素が凝縮された複数の見どころがあります。高台の境内からは海を望む眺望が楽しめ、参道や社殿を歩きながら歴史を感じることができます。

以下で代表的な見どころを紹介します。

朱塗りの本殿

伊豆山神社本殿

本殿は石段の最上部(海抜約170mの高台)に位置し、朱塗りの社殿が緑の山を背景に立つ姿が印象的です。源頼朝ゆかりの古社として、縁結びや夫婦円満のご利益が伝わっています。

社殿の彫刻や細工は歴史的価値も高く、参拝者を迎える荘厳な雰囲気があります。

実際に参拝に訪れると、石段を登り切った瞬間に広がる景色が印象的です。立ち止まって振り返ると、熱海の海と街並みが一望でき、写真に収めたくなる光景が広がっています。

赤白二龍の手水舎

赤白二龍の手水舎

境内にある赤白二龍の手水舎は、火と水の力を象徴する赤龍と白龍が守護しており、参拝前に心身を清める重要な場所です。

二龍は温泉の守護神でもあり、伊豆山神社が縁結びの神社であることから、赤龍を母、白龍を父とみなし、夫婦和合や縁結びの象徴とされています。

私は神社を訪れる際、手水舎にも注目していますが、この赤白二龍の手水舎にはかなり心惹かれました。二龍についての背景も興味深いですが、単純に見た目がかっこいいですからね。参拝前の心構えも、自然と変わってくる気がします。

伊豆山神社にはこんな楽しみ方も

縁結びの象徴・こころむすびの鳥居

伊豆山神社では、本殿や手水舎以外にも訪問時に知っておくと楽しさが増すスポットがあります。

境内には、源頼朝と北条政子が愛を語ったと伝わる腰掛け石や、ハート形の鳥居(こころむすびの鳥居)があり、縁結びの象徴として人気を集めています。参拝と合わせて写真に収めたり、立ち止まってゆっくり眺めたりするだけでも楽しめるパワースポットです。

また、境内奥の山道を登った先には本宮社があり、参拝するとさらに静かで神聖な雰囲気を味わえます。山上からは周囲の景色を見渡すこともでき、歴史と自然をあわせて感じられる散策スポットとしておすすめです。

本宮社まで続く山道

ただし、本宮社へ続く道はかなり本格的な山道のため、軽登山を想定して向かいましょう。最低限スニーカーやウォーキングシューズを、できればトレッキングシューズやハイキングシューズを用意しておくと安心です。

伊豆山神社周辺の立ち寄りスポット

伊豆山神社を訪れたあとは、その周辺にも足を延ばしてみてください。近隣の観光地もあわせて巡ることで旅の満足度がさらに高まります。

ここでは特に訪れやすい魅力的なスポットを2か所ご紹介します。

走り湯

伊豆山神社とゆかりが深い源泉で、日本三大古泉のひとつに数えられています。洞窟の奥で湧き出る源泉を見学でき、熱海温泉の歴史を体感できる場所です。

伊豆山神社から一本の道(ほぼ階段)で繋がっているため徒歩でもアクセス可能です。

▼走り湯の詳しい情報については、別記事でご紹介していますのであわせてご覧ください。

熱海サンビーチ

熱海サンビーチ沿いの遊歩道

南国リゾートの雰囲気が漂う、熱海の定番人気ビーチです。海と空が広がる開放的な景観が魅力で、夜にはライトアップが行われ、昼とは違ったロマンチックな雰囲気を味わえます。

市街地からのアクセスもよく、散策に取り入れやすいおすすめスポットです。

伊豆山神社はこんな方におすすめ!

境内にある池

伊豆山神社の魅力はさまざまですが、特にこんな方にぴったりです。訪れる際の参考にしてください。

  • 荘厳な朱塗りの社殿に魅力を感じる方
  • 源頼朝と北条政子ゆかりの地を辿りたい方
  • パワースポット巡りを楽しみたい方
  • 眺めのいい神社で参拝したい方
  • 熱海観光の目的地をお探しの方

伊豆山神社を訪れる際の注意点

境内へ続く石段

快適に伊豆山神社を楽しむために、事前に知っておくと安心な注意点をまとめました。訪れる前にチェックしておきましょう。

  • 長い石段が続くため歩きやすい靴で
  • 参拝ルール・マナーを守って
  • 週末や連休は混雑するため早めの到着を
  • 本宮社を目指す方はそれなりの装備を
  • 小さなお子様やご年配の方は段差や階段に注意

伊豆山神社の基本情報・アクセスまとめ

伊豆山神社を訪れる際に役立つ基本情報とアクセス方法をまとめました。お出かけ前にぜひチェックしてください。

公式サイト

関八州総鎮護 伊豆山神社

所在地・公共アクセス

〒413-0002 静岡県熱海市伊豆山708-1

公共交通機関でのアクセス方法

  • JR熱海駅より東海バスを利用(約10分) → 「伊豆山神社前」停留所下車すぐ

駐車場情報

駐車場あり:普通車約40台/無料

拝観料

無料

拝観可能時間・社務所受付時間

拝観可能時間終日
社務所受付時間9:00~16:00

その他ご不明な点、詳しい情報は伊豆山神社公式サイトにてご確認ください。

また、こちらのブログ内でご紹介させていただいた内容は記事作成時点での情報です。必ず最新情報をお確かめの上お出かけください。

おわりに

伊豆山神社は、源頼朝と北条政子ゆかりの歴史や、海と山に抱かれた雄大な景色が魅力の伊豆を代表するパワースポットです。熱海観光の立ち寄り先としても人気が高く、自然散策や歴史巡りも気軽に楽しめるのがポイント。

歴史や縁結びに興味がある方にもぴったりですよ。ぜひ次の旅行の目的地候補に入れてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。こちらの記事が少しでも、皆様のお出かけ計画のお役に立てれば幸いです。

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