戦闘機や航空機に少しでも興味があるなら、一度は訪れてほしい場所——それが静岡県浜松市にある「浜松エアパーク」です。航空自衛隊が運営するこの施設は、入場無料にもかかわらず、実物の戦闘機展示やフライトシミュレーター体験など、見どころが満載。
本記事では、浜松エアパークの魅力を余すことなくご紹介。展示機の迫力、館内の楽しみ方、アクセス情報まで、初めての方でも安心して楽しめる完全ガイドとしてまとめました。
家族連れから航空ファンまで、誰もが夢中になれる「空の世界」へ、さあ出発しましょう。
浜松エアパークってどんなところ?
浜松エアパークは、静岡県浜松市にある航空自衛隊の広報施設で、戦闘機やヘリコプターなどの実物展示を通じて、航空自衛隊の活動や歴史を知ることができる場所です。
最大の魅力は、入場無料で本格的な航空展示を楽しめること。館内には、F-15戦闘機やブルーインパルスの機体、さらには操縦席に座れる体験型展示もあり、子どもから大人まで夢中になれる内容が充実しています。
施設は大きく分けて「展示館」と「屋外展示場」に分かれており、屋外では実際に使われていた航空機を間近で見ることができます。
また、フライトシミュレーターや制服試着コーナーなど、体験型コンテンツも豊富で、航空ファンはもちろん、家族連れや観光客にも人気です。
浜松市は航空自衛隊の基地がある街としても知られており、エアパークはその魅力を身近に感じられる貴重なスポット。「空の世界」に触れるきっかけとして、ぜひ訪れてみてほしい場所です。
浜松エアパークへのアクセスと駐車場情報

浜松エアパークには、施設のすぐそばに無料の駐車場が完備されています。
平日の雨天にも関わらず、駐車場はほぼ満車。訪れる人の多さに驚かされました。台数は多めですが、週末や連休は早めの到着がおすすめです。
公共交通機関を利用する場合は、最寄り駅からの距離がややあります。
JR浜松駅からは約7.6km、遠州鉄道の上島駅からも約3.8kmほど離れており、徒歩でのアクセスは難しい印象です。
バスを利用する場合は、遠鉄バス「泉四丁目」停留所から徒歩約10分ほどで到着できます。
車での訪問が便利ですが、バス路線も整っているので、公共交通でも十分アクセス可能です。
浜松エアパークの見どころ

浜松エアパークの魅力は、何といってもそのスケール感と体験の豊富さ。
屋内外に展示された航空機や、臨場感あふれるシアター、資料館での学びなど、航空ファンはもちろん、初めて訪れる人でも十分に楽しめる内容が揃っています。
展示格納庫|実機の迫力を間近で体感


格納庫内には、航空自衛隊で実際に使用されていた戦闘機や輸送機がずらり。
機体の大きさや細部の造りを間近で見ることができ、一部の機体では操縦席に座ることもできます。
航空機の迫力を肌で感じられる、まさにエアパークの中心的な見どころです。

展示格納庫の一角には、航空自衛隊のフライトスーツを着用できる体験コーナーもあります。制服を着て戦闘機の前で記念撮影する来館者も多く、子どもから大人まで楽しめる人気スポットです。
また、ブルーインパルスの飛行映像をVRで体験できるコーナーもあり、まるで空を飛んでいるような臨場感を味わえます。パイロット視点の映像は、航空ファンならずとも一見の価値ありです。
全天周シアター|空を駆ける映像体験

展示格納庫の奥には、ドーム型の全天周シアターがあり、空をテーマにした映像作品が上映されています。
視界いっぱいに広がる空の映像は、まるで自分が飛んでいるような感覚に。その臨場感あふれる映像体験は、航空ファンならずとも引き込まれる内容です。
なお、上映中のビデオ撮影や写真撮影は禁止されているため、シアター内部の様子は写真でご紹介できません。その臨場感は、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
資料館|航空自衛隊の歩み

資料館では、航空自衛隊の歴史や活動、装備などを写真や実物展示を通して紹介しています。
入口に近づくにつれて、制服や装備品の展示が目に入り、これから何が見られるんだろうという期待が自然と高まります。
展示はひとつひとつ丁寧に構成されていて、見ているうちに思わず足を止めてじっくり眺めたくなるものばかりです。


館内には、木製構造の複葉機や、1980年代と2000年代のパイロット装備展示など、時代を超えて受け継がれる技術の進化を実感できる資料が豊富です。
黎明期の航空機と最新の装備を一度に見比べられる展示は、ここならではの魅力。来館者は実物を間近に見ながら、航空機の構造や装備品の役割、そして航空自衛隊の歩みを学ぶことができます。

最新のフライトシミュレーターで操縦を体験し、実際の訓練に近い臨場感を味わうこともできます。子どもから大人まで楽しみながら航空技術に触れられる貴重な機会です。
浜松エアパーク 館内の様子

ここからは、館内の様子をご紹介していきます。
浜松エアパークの施設は、航空自衛隊の活動を学べる資料館を中心に、体験型の展示や実機の展示スペースなどが充実しています。
それぞれのエリアに特色があり、航空ファンはもちろん、初めて訪れる方でも楽しめる構成になっています。
航空機展示|本物の迫力を体感


格納庫に入ると、目の前に広がるのは本物の航空機たち。 戦闘機や練習機、輸送機まで、ずらっと並ぶ姿に思わず声が漏れてしまいました。


何よりも、近くでじっくり見られるのが魅力。 コックピットの中までのぞけたり、機体の細部まで観察できるので、飛行機好きじゃなくてもワクワクします。
子どもたちが目をキラキラさせて観察していたのがとても印象的でした。

屋外展示では、青空の下に大型機がどんと構えていて、まるで映画のワンシーンみたい。 機体の下に立ってみると、その大きさにびっくり。写真を撮るだけでもテンションが上がりました。
ただ眺めるだけじゃなくて、空気感や音の静けさまで含めて、じわじわと心に残る実物展示。 飛行機って、やっぱりかっこいいな…と改めて感じる時間でした。
装備品展示|航空自衛隊のリアルに触れる

航空自衛隊の装備展示コーナーでは、隊員の安全を守るための銃器や防具、地対空ミサイルなどが紹介されています。
ガラスケース内には、任務の際使用される銃器が並び、それぞれの構造や用途についての解説パネルが添えられていました。戦闘を想起させるような演出はなく、あくまで技術資料としての展示に徹している印象です。
特に地対空ミサイルのコーナーでは、航空機の防衛任務における役割や、過去の運用事例などが丁寧に紹介されており、装備の背景にある任務と責任を感じさせられました。
子ども連れの家族も多く、展示を通じて「守るための技術」に触れる機会となっていたように思います。
体験・発見コーナー|空の世界をもっと身近に


資料館内には、滑走路を望むイートインスペースと、キッズスペースなんかも設けられています。
軽食をとりながら航空機を眺められる休憩エリアや、小さなお子様が自由に遊べる広いスペースがあり、家族連れでも安心して過ごせる空間です。

空の世界を身近に感じられるのは、休憩スペースだけではありません。
かつて国の要人を乗せて世界を飛び回った、政府専用機B-747。その機内の一部が、実際に見学できる展示として公開されているんです。
特に注目は、限られた人しか足を踏み入れることのなかった「貴賓室」。落ち着いた照明と重厚なインテリアが、空の上の特別な空間を静かに物語ります。

展示を見たあとは、館内にあるミュージアムショップにもぜひ立ち寄ってみてください。
航空自衛隊に関連したグッズや模型、展示にちなんだオリジナル商品などが並び、空の世界を持ち帰るような感覚が味わえます。
見学の記念やお土産選びにもぴったりの、情報と体験がつながる館内の魅力のひとつです。
浜松エアパーク周辺のおすすめスポット
浜松エアパークの見学後は、周辺のスポットに足を延ばしてみるのもおすすめです。
たとえば、地底の滝が見られる鍾乳洞「竜ヶ岩洞」や、メルヘンな建物が並ぶ「ぬくもりの森」など、浜松ならではの自然や文化に触れられる場所が点在しています。
どちらも徒歩圏内ではありませんが、車でのアクセスは比較的スムーズ。実際に訪れて記事にまとめていますので、興味のある方はぜひそちらもご覧ください。
▼関連記事はこちら
浜松エアパークはこんな方におすすめ!


- 航空自衛隊の戦闘機を間近で見たい方
- 装備展示や資料館で学びたい方
- 親子で楽しめる屋内施設を探している方
- 写真映えする展示空間に興味がある方
- ドライブや観光の途中に立ち寄りたい方
浜松エアパークを訪れる際の注意点


- 連休・イベント時は混雑に注意(駐車場や体験コーナー)
- 一部エリアは靴を脱ぐ必要あり
- 公共交通機関はやや不便(車がおすすめ)
- 屋外展示見学の際は天候に注意(雨や日差し対策を)
浜松エアパークの基本情報・アクセスまとめ
浜松エアパークの所在地やアクセス方法、駐車場情報などをわかりやすくまとめました。訪れる際の参考にしてください。
公式サイト
所在地・公共交通アクセス
〒432-8551 静岡県浜松市中央区西山町無番地
公共交通機関をご利用の方へ
最寄り駅 | 浜松駅(浜松エアパークまで6km) |
最寄りバス停 | 泉四丁目(浜松エアパークまで徒歩10分) |
駐車場
無料(普通車146台、自動二輪車40~50台、バス17台)
入館料
無料
開館時間・休館日
開館時間 | 9:00~16:00(イベント時は変更有) |
休館日 | ・毎週月曜日 ・毎月最終火曜日 ・3月第2週の火曜日~木曜日 ・年末年始 |
その他ご不明な点、詳しい情報は航空自衛隊浜松広報館 エアパーク公式サイトにてご確認ください。
また、こちらのブログ内でご紹介させていただいた内容は記事作成時点での情報です。必ず最新情報をお確かめの上お出かけください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
こちらの記事が少しでも、皆様のお出かけ時間のお役に立てれば幸いです!

