静岡県浜松市西区にある広い敷地面積と国内最大級の霊長類展示が魅力の動物園、浜松市動物園(はままつしどうぶつえん)。浜名湖のすぐ近くに造られた、大人から子供まで楽しめる市営の動物園です。広い園内にはたくさんの休憩所や広場が設けられ、小さなお子様連れのファミリーや体力に自信のない方もゆっくりと散策できるよう配慮がなされています。また、動物たちの展示方法も他では見られないような工夫が施されており、園内を最初から最後まで楽しむことができます! 一部の動物とはふれあい体験もできますので、動物園らしい動物園を目一杯楽しみたい方におすすめのスポットです!
浜松市動物園てどんなところ?
浜松市動物園は浜松市西区にある市営動物園で、はままつフラワーパークと共に舘山寺総合公園の中に造られた施設です。浜松市動物園には国内最大級の霊長類展示、ライオンやトラ、ホッキョクグマやクロヒョウなどの肉食動物の展示があり、それぞれ充実した展示内容が魅力の動物園となっています。また、キリンやシマウマ、ダチョウがいるミニサファリ形式での展示、ウサギやモルモットなどの小動物とのふれあいが楽しめる「ふれあい棟」、たくさんの種類の昆虫標本が展示された「こんちゅう館」など、数多くの施設が設けられた大人から子供まで楽しめる動物園です!
浜松市動物園内を散策しながら魅力をご紹介!
それでは早速、浜松市動物園内を散策していきましょう! いつも通り駐車場に車をとめ、散策スタートです! 上でも少しご紹介しましたが、浜松市動物園のすぐ隣には、はままつフラワーパークという植物園が設けられています。これらふたつの施設を合わせて舘山寺総合公園と呼ばれており、公園内両施設の共通券を購入することで両施設内を行き来することができます。私もこの日、共通券を購入し両施設を見学したのですが、駐車場は浜松市動物園側を利用させていただきました。
浜松市動物園の駐車場はこんな感じです。こちらの写真は第2駐車場のものなのですが、第2駐車場だけで普通車収容台数295台、第1、第3駐車場も合わせると560台もの収容台数を誇る駐車場が設けられています。広々とした駐車場なので混雑時でも余裕をもって駐車できそうですね! 私が訪れたのは平日でしたので、ご覧の通りかなり余裕をもって駐車することができました!
浜松市動物園の正面ゲートはこんな感じです。まさに動物園といった可愛らしいゲートですね! こちらでチケットを購入し園内へ! こちらのゲートからは浜松市動物園、はままつフラワーパークどちらへも入園することができます。
正面ゲート付近にはこのような料金案内板や舘山寺総合公園の全体マップも設けられています。はままつフラワーパークは時期により入園料が変動するのですが、この時期は浜松市動物園もはままつフラワーパークも通常入園料は500円。共通券を購入することで両施設入園料合わせて850円となり、150円お得に入園できますので、お時間に余裕のある方は共通券のご購入をおすすめします!
ちなみに、はままつフラワーパーク公式サイトに記載されている両施設合わせての所要時間は「2時間以上」。実際に私が両施設を回るのにかかった時間は3時間以上でした。写真を撮りながらゆっくりと回っていたところ、気付いたら閉園時間が近づいていたため後半はかなり駆け足での散策となりました。余裕を持って両施設を楽しみたい方は、4時間くらいは時間を確保して向かわれることをおすすめします!
それでは園内へ進んで行きましょう!
ゲートをくぐるとこんな感じの広場があります。こちらで休憩することもできますね。小さなお子様連れのファミリーにとって大きな広場はありがたいですね!
園内には至る所にこのような案内板が設置されています。浜松市動物園はかなりの敷地面積を誇る広い動物園なので、案内板で自分のいる位置を確認しながら散策すると迷うことなく回ることができると思います。
動物たちへのエサやりイベントを楽しめるエリア
浜松市動物園正面ゲートから入って最初のエリアは、ポニーやミニチュアホース、ロバといったウマ科の動物や、ヤギやヒツジといったウシ科の動物が展示されています。ゆるやかな坂道のある開けた丘のようなエリアでの展示ですね。こちらのエリアにはカンガルーも展示されています。
ウマ科の動物ってすごく優しい目をしているんですよね。こちらに展示されているのはウマ科の中でも比較的体の小さな種類なので、迫力よりもかわいらしさが勝っている感じでした。白毛の子なんかはイケメンオーラが漂っていましたね。
ヒツジやカンガルーたちもかわいかったですよ。カメラを向けると寄ってきたりカメラ目線をくれる子がいるのがポイントです!
更にこちらのエリアにいるヤギ、ヒツジ、ロバにはエサを与えることができます。エサやりイベントは時間が決められていますので、お出かけ前に浜松市動物園公式サイトでご確認ください。私が訪れた時はその日の分のエサが無くなってしまっていたので、エサやりイベントは終了していました。土日や大型連休などの混雑が予想される日に浜松市動物園を訪れる予定の方は、早めのお出かけをおすすめします!
小動物との触れ合いが楽しめる「ふれあい棟」
ウマ科やウシ科の動物たちがいるエリアのすぐ近くには、小動物との触れ合いが楽しめる「ふれあい棟」があります。こちらの建物には、モルモットやチンチラ、ハリネズミなどの小さくてかわいらしい動物たちが展示されています。
こちらに展示されている動物はペットショップなどでも見ることができますが、これだけの数になるとなかなか……。そこはやはり動物園ならではといったところですね。
「ふれあい棟」という名前がついている建物ですので、もちろん動物との触れ合いが楽しめる施設なのですが、こちらも時間が決まっています。平日は14:00~15:00の1時間、土日祝日は11:00~12:00と14:00~15:00の合わせて2時間だけ行われるイベントですので、ふれあいイベントへの参加をご希望の方はイベントの時間に合わせてお出かけください。また、ふれあいイベントへの参加は当日予約制となっています。イベント時間の変更や中止の場合もあるようなので、お出かけ前に浜松市動物園公式サイトでご確認ください。
イベント参加者でなくても「ふれあい棟」へは入れますので、見学だけでも十分に楽しむことができます。イベントの時間に合わせてお出かけできないという方も、是非こちらの施設でかわいらしい小動物たちを見学していったくださいね!
鳥たちの楽園「フライングケージ」
奥まった場所にあるので少しわかりにくいのですが、「ふれあい棟」の先には「フライングケージ」という鳥類の展示を行っている施設があります。こちらは鳥たちの暮らす世界をすっぽりと囲んだ大きなケージになっており、その中を歩いて数種類の鳥類の生態を観察することができる施設です。入口にはケージ内のマップも設けられています。
ケージ内にはこのような通路があり、ここを歩きながら鳥たちを観察できます。中に入るといろいろなところから鳥の鳴き声が聞こえてきます。
大きなケージの中はまさに鳥たちの楽園といった感じです! 至る所に鳥の姿を確認することができ、頭上を飛び回る姿を観察することもできます。ケージ内を自由に飛び回る鳥たちの姿は素敵ですが、鳥が苦手な方にとってはかなり難易度の高いエリアかと思います。
中には私と一定の距離を保ちながら並行して歩いている子や、じっとしてその場から一切動かないような子もいました。とにかくケージ内のいろいろなところに様々な種類の鳥たちがいますので、よーく目を凝らして探してみてください。鳥たちの意外な姿を観察できるかもしれませんよ?
まるで監獄⁉ 大型鳥類エリア
「フライングケージ」を出ると目の前にはこのような光景が広がります。何やら物々しい雰囲気の大きな檻が並ぶこのエリアは、ワシやコンドルなどの大型の鳥類を展示しているエリアです。檻のサビなどが良い味を出していて、まるで監獄にでもいるかのような雰囲気が漂っています。
このようにかなりしっかりとした作りの目の細かいケージで展示されているので、写真撮影には向かないエリアですね。それでもケージ内で羽を広げた姿には圧倒されます! 更に運が良ければ大きなくちばしでエサをついばむ姿なども観察できるので、是非こちらのエリアにも足を運んでみてください!
昆虫標本がズラリ! 「こんちゅう館」
鳥類展示エリアの先には昆虫標本の展示が行われている「こんちゅう館」の建物があります。この後館内の様子を写真付きでご紹介しますが、虫が苦手な方はご注意を! 標本なので動いてはいませんが(そもそも写真なので動きませんが)、どうしても見たくない方は次の見出しまで飛んでください。
館内にはこのようにたくさんの種類の昆虫の標本が展示されており、それぞれの昆虫についての説明などが書かれています。昆虫の博物館といったところですね!
日本国内では見ることのできない珍しい蝶や、男の子なら誰でも聞いたことがある名前のかっこいいカブトムシなどの標本も展示されています。虫がどうしても苦手!という方でなければ楽しめる場所だと思いますので、興味がある方は館内を見学してみてくださいね!
園内や浜名湖を望む「てんぼう広場」
「こんちゅう館」の建物の横にある階段を上ると、浜松市動物園内や浜名湖の眺めを楽しみながら休憩できる「てんぼう広場」があります。小さなお子様連れのファミリーなどにはもってこいの広場ですね! かなり広い芝生広場で、少しですが遊具も設置されています。
浜松市動物園はかなり広い動物園ですが、こちらの広場以外にもたくさんの休憩所や広場が設けられています。小さなお子様連れのファミリーや、長時間歩くのが困難な方でも安心して楽しめる動物園ですね。私は時間の都合もあって数時間で一周してしまいましたが、休憩を挟みながら一日かけてゆっくりと園内を回るという楽しみ方もアリですね! そのくらいのボリュームが浜松市動物園にはあります!
園内北側エリアへ
浜松市動物園は園内西側にある正面ゲートから、東側にある「ミニサファリ」に向けて横に長い造りの動物園です。すべての施設や展示を見て回るには来た道を一度戻ったりする必要があり、園内を一筆書きで歩くのは少々困難な構造になっています。また、園内は特に順路というものが定められていないため、どこからどう回ってもいいのですが、それが逆に迷いやすさにつながっているような気がしました(実際私はちょっと迷いました)。
こちらのブログでは私が歩いた順番で園内をいくつかのエリアに分けてご紹介していますが、実際にはそういったエリア分けがされているわけではありませんので、ご了承の上読み進めていただけますと幸いです。
「こんちゅう館」や「てんぼう広場」の先は道が二手に分かれています。どちらから回っても園内を一周できるのですが、私はなんとなく北側の道へ進みました。動物たちのいるエリアまでこんな感じの道を少し歩きます。動物たちの足跡がかわいいですよね! 園内の至る所で見ることができますよ!
園内北側エリアの動物たちはこんな感じです! ビーバーやペンギン、ホッキョクグマ、アシカなどが展示されています。動物園で写真を撮っていると毎回思うのですが、動物の写真って本当に難しい! こちらのアメリカビーバーのように一切動かない子や、逆にペンギンたちのようにずっと動き回っている子……。ホッキョクグマは運良くお食事中の姿を捉えることができたのですが、大きな動物ほど距離が遠いので臨場感のある写真は撮りづらいんです。更にアシカにいたっては、姿を現してさえくれませんでした。
ということで、なかなか雰囲気をお伝えするのは難しいですが、こんな動物たちがいるよということだけでもお伝えできていることを願って! 温かい目で読んでいただけると嬉しいです。
またこちらのエリアでは、カリフォルニアアシカとフンボルトペンギンのお食事タイムというイベントも開催されます。それぞれ開催時間が定められていますので、浜松市動物園公式サイトでご確認ください。
その先にはフラミンゴやツキノワグマ、更に奥にはクジャクなんかもいます。「クマが住宅街に姿を現して……。」というようなちょっと怖いニュースを目にすることも多いですが、安全な場所から遠目に見ている分にはクマってかわいいんですよね。彼らも生きるために必死なんだと思うと、捕獲や駆除って……とか思ってしまいますね。難しい問題です。
小さなサバンナ?「ミニサファリ」
浜松市動物園の一番東側には「ミニサファリ」と呼ばれるエリアがあります。こちらにはキリンやシマウマ、ダチョウが展示されており、さながら小さなサバンナのよう。生き生きとした動物たちの姿を観察することができます。
広々としたエリア内を動物たちが自由に歩き回っています。仲良しなキリンの姿を捉えることにも成功しました! かなり開放的なエリアなので、動物たちもストレスを溜めにくい環境なのかもしれませんね!
「ミニサファリ」エリアにはキリン舎も設けられています。キリンが室内にいる場合はこちらから観察できるようですね。この日はみんな外に出ていたため、キリン舎にキリンの姿はありませんでした。雨の日なんかは室内にいるのかな?
また、「ミニサファリ」のすぐ横にはこのような売店や休憩所も設けられています。「ミニサファリ」を眺めながらゆっくりできますね! すべての休憩所をご紹介はしていませんが、このような場所が園内にはたくさんありますので、存分に活用しながら園内の散策を楽しんでください!
「ミニサファリ」のすぐ近くにはバイソンも展示されています。ものすごくわかりにくくて本当に申し訳ないのですが、奥に映っている茶色いかたまりがバイソンです。近くでみるとかなりの迫力です!
霊長類の展示は国内最大級!
「ミニサファリ」エリアの西側には、サルやゴリラ、オランウータン、チンパンジーなどの霊長類と呼ばれる動物たちが展示されています。浜松市動物園は霊長類の展示が国内最大級ということでも知られている動物園です。
ゴリラやオランウータン、チンパンジーはケージではなく、このような展示方法となっています。こちらの写真も少々わかりにくくて申し訳ないのですが、ゴリラは私が近づくと背を向けて建物内に入っていってしまいました。後で知ったのですがこちらのニシゴリラさん、とてもシャイな性格なんだそう。ゴリラ、オランウータン、チンパンジーを展示しているエリアには「類人猿舎」という彼らのおうちとなる建物があるのですが、その建物の通路のようなところに身を隠していました。園内にあるこちらのゴリラさんの説明には、よくあることのように書いてありましたが……。なんか申し訳ないことをしてしまいましたね。
チンパンジーたちはちょうどごはんの時間だったらしく、スタッフさんが投げ入れるリンゴを一生懸命追いかけていました。中にはノーバウンドでキャッチする子もいて、その姿はほぼ人間。「人間の祖先はサル」というのは少し違うらしいのですが、そう思えてしまうほど動作や体の使い方はそっくりですね。
こちらではオランウータンの展示も行っているのですが、この時は外に出ておらず「類人猿舎」の中で壁の方を向いてじっとしていました。その子もシャイな性格なのか、たまたま乗り気ではなかっただけなのかわかりませんが、せっかくなら動いている姿を見たかったですね。まあ動物たちにもいろいろと事情があるのでしょう! 次回に期待ですね!
ちなみにこちらのエリアには浜松市動物園とはままつフラワーパークを園内で行き来することができる「共通門」があるのですが、この日は工事中のため通行禁止。私はこの日共通券を購入していたのですが、浜松市動物園からはままつフラワーパークに行くには動物園内を見学した後、一度正面ゲートから退園し、再び正面ゲートからはままつフラワーパークへ入園しなければなりませんでした。チケット購入前に受付の方からそのような説明を受けていたのですが、実際に共通門が使えないとなるとかなりのタイムロスであることがこの時初めてわかりました。おそらく頻繁に工事が行われるわけではないと思いますが、予めチェックしてからお出かけすることをおすすめします。私はかなり「持っている」人間なので、このような事態に出くわすことは珍しくありません。私と同じ日に同じ場所を訪れてしまった方、本当に申し訳ありません!
ゴリラやチンパンジーたちのいるエリアから少し南へ進むと、「サルのアパート」と呼ばれるエリアが見えてきます。こちらは通路の両側に、様々な種類のサルが展示されたケージが連なって設置されているエリアです。
色や大きさも違う様々な種類のサルを観察できるエリアですね。やはりこの子たちにも性格や気分があるようで、ずっとケージ内を跳び回っている子や一心不乱にエサを食べている子、逆に微動だにしない子なんかもいました。2枚目の写真の子は私がケージの前にいる間、ずっと何かを拾おうと一生懸命手を伸ばしていました。私が見た限りではそこには何もありませんでしたが……。きっとこの子にとって大切なものがそこにはあったのでしょう。動物ってほんと何を考えてるのかわからなくて面白いですよね。
かわいらしい動物たちが勢揃い!
「類人猿舎」の北側、坂道を上がった先には小型のサルたちが展示されているエリア、坂道の途中にはレッサーパンダやカワウソ、ミーアキャットといったかわいらしさが魅力の動物たちが展示されています。
こちらはワタボウシタマリン、クロミミマーモセット、コモンリスザルの写真です。このエリアには比較的小さなサルの仲間が展示されています。みなさん意外とこちらに興味津々で、ケージ越しにカメラ目線をくれるのですが、長時間見つめられると何かを訴えかけられているように感じてしまいます。お腹でも空いていたのでしょうかね?
そしてここから浜松市動物園内でも特にかわいいと評判の動物3連発です! 我ながらなかなかかわいく撮れた3枚……いや、2枚ですので、どうぞご覧ください!
まずはこちらのレッサーパンダ! かなりの至近距離なのでちょっと驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、おそらくレッサーパンダとカメラの距離は数センチ! といってもガラス越しです。かわいらしいレッサーパンダがすぐ近くに寄ってきてくれていたので、写真に収めようと四苦八苦していたところ、近くにいた方がガラス越しの動物をきれいに撮る方法を伝授してくれたんです! その名も「ゼロ距離法」! レンズとガラスの間に隙間ができないほど密着させてシャッターを切る撮影方法です! こうすることでガラスによる反射がカメラに映らず、なおかつ動物とカメラの間にはガラスがあるので距離が数センチにも関わらず警戒心を最小限に抑えて撮影できるのだそう。
言われてみれば確かにその通りなのですが、私にとっては目から鱗が落ちる思いでした。おかげでこのような素敵な写真も撮れましたしね! その方にお礼を言ってその場を離れたのですが、一体あの方は誰だったのでしょう……。親切な方なのは間違いないのですが、なにやら只者ではない予感が……。全身レッサーパンダグッズだらけでしたし。もしかしたらスタッフの方だったのかな? それとも浜松市動物園では有名な方? もしくはレッサーパンダ好きの間で有名な方なのかもしれませんね。こういったちょっとした出会いがあるのもお出かけの醍醐味だったりしますよね! こういう小さな親切や優しい気持ちに触れることができる時間を大切にしたいと改めて思いました!
かわいい子3連発2枚目はこちら! コツメカワウソです! どれが?と思った方もいらっしゃるかと思いますが、真ん中で横に伸びてるのがカワウソです。こちらは水中を泳ぐコツメカワウソの姿を捉えた写真。私がこの場所を訪れた時にはすでに水中におり、この場所を離れるまでの間ずっと泳ぎ続けていました。かわいい姿を捉えることができたかというと微妙なところではありますが、こんなにも長く潜水していられるとは知らなかったので、感心して見入ってしまいました。
そしてラストはこちら! ミーアキャットです! ただでさえその姿と動作がかわいらしいと人気のミーアキャットなのですが、浜松市動物園ではそんなミーアキャットのケージの中に”はかり”が置かれており、ミーアキャット自身が体重と身長(体長)を教えてくれる(見せてくれる)んです! ご覧ください、このかわいらしい姿を! こちらに向けてちょっとドヤ顔してるように見えませんか? きっとダイエットにでも成功したのでしょう。この姿、ずっと見ていられます。結局この子は私がここを離れるまで”はかり”の上から動こうとしませんでした。
その他にもこちらのエリアには、ヤマアラシやカピバラといった動物も展示されています。この子たちもかわいいのですが、ちょっと距離が離れていたり動きがなかったりと、良い写真を撮るのが難しかったです。時間帯や気分によっては活発に動いていたり、かわいらしい表情を見せてくれたりもすると思うので、自分の運を信じて園内を散策しましょう!
もちろん猛獣も!
動物園といえばやはり獰猛な肉食動物として知られるライオンやトラなんかも欠かせませんよね! もちろん浜松市動物園にも猛獣と呼ばれる動物たちが暮らしています。
やはり猛獣用のケージなだけあって、かなり頑丈そうな造りになっていますね。こちらにはネコ科の猛獣であるクロヒョウやユキヒョウ、イヌ科のリカオンが展示されています。2枚目の写真はクロヒョウを撮影したものなのですが、名前の通り真っ黒な体色のせいで写真映えは良くありませんね。個人的には闇に紛れるその姿がかっこよくて好きなのですが……。
もちろん猛獣と呼ばれる動物の代表格であるライオンやトラも展示されています! 体が大きく迫力満点なのですが、やはり遠い……。安全面を考えれば当然の展示方法なのですが、どこの動物園に行ってもこんな感じなのでちょっと残念なんですよね。子供の頃、ライオンやトラのような大きくて迫力のある猛獣を見たくて動物園に連れて行ってもらったのですが、実際に見たその姿は遠く離れた岩の上で寝そべっているだけの小さな茶色いかたまりでした。すごく残念な気持ちで動物園を後にしたのを覚えています。大人になった今はその展示方法の意味も、動物たちの生態も理解できますが、その頃の私がその現実を受け入れるには少々幼過ぎましたね。
ところで、猛獣と呼ばれるネコ科の動物ってよーく見るとかわいくないですか? 体の大きさや鋭く長い牙を見ると危険な肉食獣であることは間違いないと思うのですが、あの前足とかもうほぼネコですよね? ネコ科の動物なんで当然ですが……。ここ最近はライオンやトラを見ても大きなネコちゃんとしか思わなくなってしまいました。これも安全な位置からしか猛獣を見たことがないからなんでしょうね。
動物園はとても楽しい場所ですし、普段なかなかお目にかかれない珍しい動物などを見ることのできる貴重な場所ですが、それぞれの動物についての正しい知識を学ぶ場所でもあると思います! ケージや展示スペースの近くには動物の生態などが書かれた看板などが設置されていることが多いので、是非一度目を通してみてください。正しい知識を学んだ上でその動物を観察するとより新たな発見があったり、より楽しく園内を回ることができると思いますよ!
少し話が逸れてしまいましたが、猛獣エリアの近くにはマナヅル、少し離れたところにはニホンザルも展示されています。ニホンザルは俗に言う「サル山」と呼ばれる場所で展示されており、群れで生活しているためなかなかにぎやかなエリアとなっています。
また、猛獣エリアのすぐ横には「ゾウ広場」というエリアがあるのですが、2022年9月にアジアゾウの「ハマコ」が亡くなって以降、新たなゾウの飼育は行われていないようです。飼育・展示するための場所はあるのに、その姿がないのはちょっと寂しい気持ちになりますね。ゾウを目当てに動物園を訪れる方も少なくはないと思うので、またいつか浜松市動物園で元気に暮らすゾウの姿を見られる日が来るといいですね!
これで浜松市動物園を一周したことになります! この日は共通門が使えなかったため、園内を一周して正面ゲートから退園しましたが、普段は浜松市動物園を半周して一度共通門からはままつフラワーパークへ入園、はままつフラワーパーク内を一周してから再び浜松市動物園へ戻り、残り半周を回って退園することもできます。共通券を購入して動物園側から回る予定の方は、それが一番効率的な回り方だと思いますので、是非試してみてくださいね!
浜松市動物園に行ってみて…
THE・動物園という動物園でした! 展示方法も工夫されていて、浜松市動物園ならではの魅力も多数! 国内最大級の霊長類展示を誇る動物園ということで、サルやゴリラ、チンパンジーなどの展示には特に力を入れているような印象も受けました! 至る所に休憩所や広場が設けられてることも、広い園内をゆっくり回るためには欠かせない要素だと思います! 市営の動物園なので、入園料が良心的なのも◎ はままつフラワーパークとの共通券を購入することで更にお得に楽しめるので、是非お時間に余裕を持ってお出かけください!
また、当ブログ内でご紹介した日常イベント以外にも、浜松市動物園では季節に合わせたイベントやそれぞれの動物にちなんだイベントなどを開催しています。是非お出かけ前に浜松市動物園公式サイトをチェックしてみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
こちらの記事が少しでも、皆様のお出かけ時間のお役に立てれば幸いです!
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浜松市動物園へのアクセス
公式サイト
所在地
〒431-1209 静岡県浜松市西区舘山寺町199 地図はこちら
公共交通機関で向かわれる方は、JR浜松駅より遠鉄バス舘山寺温泉方面行きに乗車、「動物園」バス停で下車してください。
入園料
大人(高校生以上) | 500円 |
中学生以下、70歳以上 | 無料 |
はままつフラワーパークとのお得な共通券あり。詳しくははままつフラワーパーク公式サイトでご確認ください。
駐車場
駐車料金 200円
第1駐車場 | 普通車165台 | 正面ゲート北側 |
第2駐車場 | 普通車295台 | 正面ゲート南側 |
第3駐車場 | 普通車100台 | 〒431-1209 静岡県浜松市西区舘山寺町3315(浜名湖遊覧船フラワーパーク港) |
営業時間
9:00~16:30(入園は16:00まで)
休園日 12月29日~12月31日
その他ご不明な点、詳しい情報は浜松市動物園公式サイトでご確認ください。