静岡県田方郡函南町にある自然や動物とふれあえる施設、酪農王国(らくのうおうこく)オラッチェ。箱根連山に囲まれた盆地にある、赤い屋根が特徴の酪農施設です。大自然に囲まれたこちらの施設では、自然や動物とのふれあい、丹那の生乳を使って作られたソフトクリームやオラッチェで育てた野菜を使った料理、オラッチェ敷地内で醸造されたビールなどを楽しむことができます。小さなお子様連れの方や大自然の中でのんびりと過ごしたい方におすすめのスポットです!
酪農王国オラッチェってどんなところ?
酪農王国オラッチェは、静岡県田方郡函南町の丹那盆地にある酪農テーマパークです。主に、動物とのふれあいや丹那地域で生産された乳製品や食材の販売、食の体験など通じて酪農・農業への理解を深める活動を行っています。
酪農王国オラッチェ公式サイトによると「オラッチェ(ORATCHE)」とは
Organic | 有機農業の素晴らしさにふれてください。 |
Refresh | 心身の疲れを癒し、元気になってください。 |
Agricultule | 農業の大切さを知ってください。 |
Tanna | 酪農の里「丹那」を第二の故郷にしてください。 |
Comfortable | 澄んだ森の空気と緑を楽しんでください。 |
Healthy | 自分、家族、みんなの健康について考えてください。 |
Ecology | 地球環境について考えてください。 |
という意味が込められた施設名のようです。
酪農王国オラッチェのある丹那盆地は、箱根連山に囲まれた小さな盆地。静岡県民、特に県東部では知らぬ者はいないような有名牛乳ブランド「丹那牛乳」の生産・処理工場がある盆地で、緑豊かな景観が魅力の場所です。
酪農王国オラッチェへ行ってみよう!
酪農王国オラッチェは、丹那盆地のほぼ中心にある酪農施設。公式サイトによれば、この丹那盆地には信号機がひとつもないとのこと。とてもきれいな場所だったので盆地内を少しドライブしたのですが、確かに信号機をひとつも見かけなかったような気がします。丹那盆地には現在10軒の酪農家と約1,000頭の牛が生活しているそうですが、そんなのどかな場所だからこそ動物たちがのびのびと暮らせるんでしょうね。
酪農王国オラッチェ周辺の景色です。THE 田舎!といったのどかな風景が素敵な場所でした。ただお散歩しているだけでもいい気分になれそうですよね。丹那盆地、おすすめです!
こちらは酪農王国オラッチェの駐車場です。公式な記述はありませんが、おそらく収容台数は100台以上。広々とした駐車場ですが、混雑時はいっぱいになることもあるとか。イベント時などはお早めのお出かけをおすすめします。
酪農王国オラッチェ園内には何がある?
それでは園内へ進んで行きましょう! 酪農王国オラッチェの入口はこちら。入ると早速売店になっていて、丹那牛乳を使ったお菓子やバター、チーズなどの乳製品等を購入することができます。入園していきなりお土産を買う感じ?と思うかもしれませんが、酪農王国オラッチェは入口と出口が同じ場所なのでお買い物は帰りでOK! 酪農施設ならではのお土産がたくさん並んでいますので、お帰りの際にぜひ見てみてくださいね!
ティールーム「花の温室」
売店を抜けて最初に現れるのはこちらのガラス張りの大きな建物、ティールーム「花の温室」。オラッチェの名物にもなっている超新鮮な生乳を使って作られたソフトクリームの販売、バター作りや乳しぼり体験などの受付を行っている場所です。温室内にはテーブルが設置されていますので、スイーツを食べながら小休憩ができる場所にもなっています。
バーベキューコーナー
花の温室のすぐ隣には「バーベキューコーナー」があります。一度に24組の方々が利用できる屋根付きのバーベキュー場です。3日前までに予約すれば手ぶらでバーベキューが楽しめるとのことですので、手軽にバーベキューを楽しみたい方におすすめ! バーベキューシーズンは混雑が予想されますのでご予約はお早めに! 詳しくは酪農王国オラッチェ公式サイト BBQご予約フォームにてご確認ください。
Farm Friend Park
バーベキューコーナーの先には、ヤギ、ヒツジ、ポニーへのエサやり体験が楽しめる「Farm Friend Park」という柵で囲まれた小さなエリアがあります。私がこの日、酪農王国オラッチェを目的地に選んだ一番の理由が動物とのふれあいでしたので、思う存分エサやりを楽しみました! エサやり体験用のエサは1かご100円。予約なしで手軽にエサやり体験ができるのも大きな魅力ですね!
決まった時間に行われるのか、不定期なのかはちょっとわかりませんが、私が訪れたときは近くの広場に数頭のヤギとヒツジが放牧されており、その状態でエサやりをすることができました。柵越しではないためこの至近距離! 動物たちと間近でふれあえるのでとてもおすすめの体験ですが、エサかごを持っていると追いかけられ、取り囲まれ、我先にとエサを要求されます。身動きが取れなくなることもありますので少々ご注意を。
動物ファミリーのおうち
オラッチェの一番奥には「動物ファミリーのおうち」があります。こちらは1回(5分)500円で牛の乳しぼり体験ができる畜舎のような所です。乳しぼり体験は実施時間が決められていますので、体験をご希望の方はこちらを参考にその時間に合わせてお出かけください。おかあさん牛の体調によっては乳しぼり体験がお休みになる場合もあるようです。
ちなみにこちらの畜舎には牛だけでなくヒツジもいました。乳しぼりは……無理そうですね。
ラビットスクエア
最後にご紹介するのは、動物ファミリーのおうちの西側にあるエリア「ラビットスクエア」です。名前の通りウサギとのふれあいを楽しめるエリアで、70羽ものウサギが飼育されています。エリアへの入園はいつでも可能ですが、ふれあい体験ができるのは土日祝日のみ。事前に花の温室にてチケットを購入することでふれあいコーナーへ入場することができます。
この日は平日だったため残念ながらふれあい広場はお休みでした。ウサギとのふれあいをご希望の方は土日祝日にオラッチェを訪れましょう!
ふれあい広場はお休みでしたが、小屋にいるウサギたちへのエサやりはいつでも可能とのこと。うさぎさんのおやつは1カップ100円。もちろんプレゼントしました、私の気持ち(ニンジン)。こちらも手軽にできるおすすめの体験です!
エサを持って近づくとこちらに寄って来てくれます。フェンス越しなのでちょっとわかりにくいと思いますが、大きさや色の違うウサギがたくさん! どの子もかわいいのでみんなにエサをあげたくなりますが、小屋にいるすべてのウサギにエサを与えるとなるとかなりの出費に……。ウサギたちが満足する頃には、こちらの財布は空になる可能性もありますのでくれぐれもご注意を。
酪農王国オラッチェの魅力はほかにも!
私がこの日体験、見学したのは上でご紹介した6つのエリアですが、その他にもビールやジャム・ジュース工房、バター・チーズ工房があったり、レストランでお食事を楽しむこともできます。また、駐車場近くにはドッグランがあったりもしますので、ペットと一緒に訪れることもできる施設です。
体験やエリアによっては、予約が必要だったり、実施時間が決められていたり、土日祝日しか営業していないところがあったりもします。ご希望の体験や目的がはっきりしている方は、酪農王国オラッチェ公式サイトにて事前にご確認の上お出かけくださいね!
また、酪農王国オラッチェでは、夏季限定の人気イベント「とうもろこし畑の巨大迷路」や王国誕生の記念イベント「王国祭」といった期間限定のイベントなども行っています。お出かけ前に公式サイトをチェックすることで、オラッチェをより楽しめるイベントに出会えるかもしれません! ぜひチェックしてみてくださいね!
酪農王国オラッチェに入国して…
酪農王国オラッチェ。そこは動物たちがのびのびと暮らす自然の中の楽園でした。いつか行ってみたいと思っていた場所だったので今回訪れることができてとてもよかったのですが、正直しっかり予定を組んで行かなかったことを後悔しています。ふらっと行って手軽に楽しめるのも魅力ではあるのですが、本気で園内の見どころを楽しみたいなら数時間じゃ全然足りません! 次回はある程度時間を確保してから行きたいと思います!
酪農王国オラッチェを全力で楽しむなら土日祝日がおすすめですが、今回の私のように平日の遅めの時間に行って、混雑していない園内をのんびりと散策するのもおすすめ。結局、楽しみ方は人それぞれということですね。ご自分に合った楽しみ方ができる曜日、時間帯にお出かけください。
それから、酪農王国オラッチェのある丹那盆地は自然に囲まれた本当にのどかで美しい場所です。ぜひ一度足をお運びいただき、その素敵な景観と開放的な雰囲気をお楽しみくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
こちらの記事が少しでも、皆様のお出かけ時間のお役に立てれば幸いです!
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酪農王国オラッチェへのアクセス
公式サイト
所在地
公共交通機関をご利用の方へ
JR函南駅、JR熱海駅、伊豆箱根鉄道大場駅、いずれかよりタクシーをご利用ください。酪農王国オラッチェ周辺にはバス停がなく、一番近いバス停(畑という名前の停留所)でも徒歩30分ほどの距離があります。
駐車場
無料(100台以上収容可能)
入園料
無料
営業時間・定休日
平日 | 10:00~16:00 |
土日祝 | 9:00~17:00 |
定休日 水曜日
園内施設(レストランなど)はそれぞれに営業時間、定休日が定められています。
その他ご不明な点、詳しい情報は酪農王国オラッチェ公式サイトをご覧ください。