【戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館】戸田の町と海を知る! 海辺の静かな博物館【沼津市】

入場料1,000円以下

静岡県沼津市戸田の海辺に佇む静かな博物館、戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館(へだぞうせんきょうどしりょうはくぶつかん・するがわんしんかいせいぶつかん)。海の町ならではの造船資料や戸田という地域の歴史を学べる展示、駿河湾に生息する深海生物の標本などが展示された、大人から子供まで楽しく学ぶことができる博物館兼生物館です。沼津市戸田は海と山に囲まれた自然豊かな町。周辺の観光と合わせて、戸田地区や深海生物について学んでみませんか?

戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館ってどんなところ?

戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館は、沼津市戸田の御浜岬に位置する、博物館と生物館が一体となった2階建ての施設です。

戸田造船郷土資料博物館は、戸田の歴史や日本初の本格的洋式帆船「ヘダ号」の造船資料の展示、日露友好の歴史などを紹介している博物館。1969年に設立されました。

駿河湾深海生物館は、戸田地区ならではの深海生物について学ぶことができる生物館として1987年に併設され、館内には駿河湾に生息する深海生物の標本約300種が展示されています。2017年には深海生物好きで知られるお笑い芸人・ココリコの田中直樹さんが名誉館長に就任しています。

戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館へ行ってみよう!

戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館は、沼津市戸田地区にある御浜岬のほぼ先端にある施設です。すぐ近くにビーチや公園、神社など合わせて楽しめるスポットがいくつかあるのですが、決してアクセスの良い場所とは言えません。自家用車やレンタカーなどで訪れるのが最適かと思いますが、公共交通機関で向かわれる方はタクシー利用をおすすめします。詳しくは諸口神社についての紹介記事にてご案内させていただいておりますので、そちらも合わせてご覧ください。

周囲には駐車スペースがいっぱい!

戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館の目の前には「友愛の広場」と書かれた看板があり、周囲にはたくさんの駐車スペースがあります。博物館前にある未舗装の駐車場もどうやら専用駐車場というわけではなく、周辺の観光を楽しむための共用駐車場となっているようですね。駐車場は無料で利用できますが、海水浴シーズンは有料となりますので夏場にお出かけの方はご注意ください。

館内に潜入! まずは戸田造船郷土資料博物館から

それでは館内に入っていきましょう! 上でご紹介した駐車場の目の前が館内への入口となっています。

入館する前から歴史的な展示に目を引かれます。ロシア軍艦の錨……え? 錨だけで重さ4トン!? どれだけ大きな軍艦なのでしょうか……。想像もつきませんね。

館内に入るとまずは受付があります。こちらで入館料を支払い、説明を受けることで館内を見学することができます。入館料は大人200円小・中学生100円です。

館内は2階建てになっており、1階は駿河湾深海生物館、2階は戸田造船郷土資料博物館となっています。特に順路は定められていないようなのでお好きな方からどうぞ……ということで、私は2階の戸田造船郷土資料博物館から見学させていただきました。

が!

なんと、戸田造船郷土資料博物館は写真撮影禁止。なんとなくそんな気がしたので受付の方にこちらから質問させていただいたところ、案の定……といった感じでした。2階に上がると撮影禁止の注意書きも。まあ博物館ですのでね。よくあることです。

今や誰もがスマートフォンという名の撮影機器を持ち歩いている時代。いろいろなところで写真を撮る機会があるかと思いますが、博物館や美術館などは撮影禁止の場所も多くあります。公式サイトなどがある場合は事前に調べることができますが、そうでない場所は現地で確認してから撮影を行いましょう。受付やスタッフの方に確認するも良し、カメラを構える前に周囲を確認するも良し。撮影禁止の場所には看板が設けられていたりしますからね。ルールを守ってお出かけ時間を楽しみましょうね!

少し話が逸れました。すみません。撮影はできませんでしたが、見学はちゃんとしてきました! 

大きな博物館というわけではありませんが、戸田地区(旧戸田村)の歴史や日本初の本格的洋式帆船「ヘダ号」造船に関する資料、その「ヘダ号」を造船するにあたってのロシア人と戸田の船大工とのやり取り、そして日露友好の歴史。それらを学ぶことができる展示がぎゅっと詰まった博物館でした。やはり博物館というところは、普段触れることのできない歴史や文化について学ぶことができる施設なのでワクワクしますね! 写真でご紹介できないのが残念!

3名の強力タッグ監修! 駿河湾深海生物館

戸田造船郷土資料博物館は写真撮影禁止でしたが、駿河湾深海生物館は写真OKということでしたので、写真を使ってご紹介していきますね!

館内入口から右手に進むとこのような部屋に入ります。

実際に漁で使用する漁具や航海で使用する道具などが展示されています。大漁旗なんかも展示されていますね。大漁旗ってかっこよくて好きなんですよね……。あっても絶対困るのに一枚ほしいと思い続けて数年……。私が大漁旗を手にする日は来るのでしょうか?

先ほどの部屋を抜けるとこのような通路が。入口では名誉館長であるココリコの田中直樹さんがお出迎えです!

おそらくここからが駿河湾深海生物館のメインエリア。館内には所狭しと深海生物の標本が展示されています。この薄暗さがワクワクを加速させてくれますね!

駿河湾深海生物館は、名誉館長であるココリコの田中直樹さん東京大学大気海洋研究所 海洋生物資源部門助教の猿渡敏郎さんサイエンスライターの山村紳一郎さんという3名の強力タッグ監修のもと、2017年に生まれ変わった楽しく学べる施設です。

室内はいくつかのコーナーに分けられており、それぞれのテーマに沿った展示が行われています。沼津市戸田地区で水揚げされる深海生物を中心に展示しているのですが、意外と食べられる種類も多いようです。普段深海魚を食べることってそう多くないですもんね……。戸田地区や沼津港ではそんな珍しい深海魚を食べることができるお店がいくつかありますので、興味のある方は是非立ち寄ってみてくださいね!

深海の様子や「深海ザメ」に焦点を当てたコーナーも! 普通の水族館に行っても深海生物はなかなかお目にかかれないですからね。珍しいのは当然として、思いもよらない深海生物ならではの生態なんかも学ぶことができます。

ちなみにこちらの室内に展示されている深海生物には全てレア度表記がされており、どのくらい珍しい種類なのかが一目でわかるようになっています。どの生物が一番レア度が高いのかを探しながら見学するというのもおすすめの楽しみ方です!

戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館を訪れて…

沼津市戸田地区は以前から何度も訪れており私の大好きな場所なのですが、戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館へ足を運んだのは今回が初めてでした。率直な感想としては、気軽に入れる博物館といったところ。規模もそこまで大きくないですし、入館料も良心的。ふらっと立ち寄るのにちょうどいい施設です。

個人的には1階の駿河湾深海生物館が特におすすめ! 標本ではありますが、普段見ることのできない珍しい深海生物との出会いにワクワクが止まりません! ちょっとグロテスクな見た目の生物も展示されていますので、好みは分かれると思いますが……。ちょっとしたシュールさもあるので、そこを楽しめるかどうかが肝になるかと。

戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館全体を通して、戸田という地域の歴史や漁業、造船や深海生物に興味がある方におすすめのスポットです! 周辺の観光と合わせてのんびり見学できる施設なので、沼津市戸田地区を訪れた際は是非立ち寄ってみてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

こちらの記事が少しでも、皆様のお出かけ時間のお役に立てれば幸いです!

戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館へのアクセス

公式サイト

沼津市オフィシャルウェブサイト|戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館ページ

所在地

〒410-3402 静岡県沼津市戸田2710-1

公共交通機関で向かわれる方は、JR修善寺駅バス停より東海バス戸田行きに乗車、戸田バス停で下車してください。戸田バス停より徒歩30分ほどかかりますので、タクシーで向かうことをおすすめします。またJR修善寺駅からバス、タクシーを乗り継いでも1時間以上はかかり、バスの本数も少ないため、可能であれば自家用車やレンタカーでお出かけください。

駐車場

専用駐車場はありませんが周辺に無料の駐車場があり、自由に駐車することができます。海水浴シーズンは有料となりますのでご注意ください。

入館料

大人200円
小・中学生100円
団体
(20名以上)
2割引

開館時間・休館日

開館時間9:00~16:30
休館日水曜日・祝日の翌日・年末年始

その他ご不明な点、詳しい情報は沼津市オフィシャルウェブサイト|戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館ページにてご確認ください。

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