【柿田川公園】富士山の恵み! 湧水公園で見る幻想的なブルーホール【駿東郡清水町】

入場料1,000円以下

静岡県駿東郡清水町を流れる日本三大清流のひとつ柿田川。その柿田川の保護・保全、そしてコミュニティー広場を確保するために生まれたのが柿田川公園(かきたがわこうえん)です。富士山の雪解け水が湧き出る湧水群や、その清流が育んだ自然は一見の価値あり! 富士山の恵みから作られるグルメも魅力のひとつです。柿田川の自然に囲まれた静かな公園で、身も心もリフレッシュしてみませんか?

柿田川公園てどんなところ?

柿田川公園は、昭和61年に「柿田川の保護・保全」「コミュニティー広場の確保」を目的に生まれた公園です。柿田川の上流部に造られた公園で、静岡県駿東郡清水町伏見という場所に位置しています。

園内には、富士山の雪解け水が湧き出る「湧き間」を観察できる展望台や、柿田川の美しい流れを眺めることができる遊歩道などが設けられています。そのほかにも、芝生広場や湧水広場といったお子様が自然を感じながら遊べる広場や、京都貴船神社の分社である貴船神社といったパワースポットも。

また、駐車場や観光案内所周辺には、柿田川の湧水を使って作られた豆腐のお店やスイーツ店、カフェなどもあり、柿田川の自然を満喫しながら自然の恵みを味わうことができます。

ちなみに、園内を流れる柿田川は、2011年に国指定天然記念物、2018年に伊豆半島ユネスコ世界ジオパーク北伊豆ジオサイトに認定。全長約1.2kmと日本で最も短い一級河川である柿田川は、日本三大清流のひとつに数えられ、東洋一の湧水量を誇る川としても知られています。

柿田川公園を散策しよう!

柿田川公園には有料の町営駐車場がありますので、お車でお越しの方はそこから公園内に入ることができます。私も車で柿田川公園を訪れましたので駐車場に車を駐め、いざ園内散策!と思ったのですが、柿田川公園の正面入り口は駐車場とは別の場所にありますので、ぐるっと回ってちょっと遠回り……。

こちらが柿田川公園正面入り口です。目の前には国道1号線が通っています。とてもわかりやすい場所にありますが、交通量が多いので走行する方も横断する方も十分に注意してください。

正面入り口から園内に入るとこんな感じ。緑がいっぱいのほのぼのとした公園といった印象です。

園内はそれほど広くはないですが、いろいろなところに案内板が設置されているので助かりますね。散策推奨ルートなんかも記されているので、初めて訪れる方は参考になさってください。

それではここから、園内の見どころを6つのエリアに分けてご紹介します。

柿田川の湧水群を見るなら「第一展望台」へ!

柿田川公園正面入り口から右手の道を奥に進むと、柿田川の湧水群を上から見下ろせる「第一展望台」に辿り着きます。「第一展望台」手前には下り階段がありますので、足元に十分注意して進みましょう。

この後ご紹介します各見どころへの遊歩道にも、勾配の急な階段や道幅が狭い箇所がいくつかあります。園内を散策しやすいよう、スニーカーやウォーキングシューズなど歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。

こちらが「第一展望台」です。ご覧の通り、展望台自体は大きくないので、混雑時はすぐに人で埋まってしまいます。譲り合いの心を忘れずに展望台からの眺めを楽しみましょう!

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、こちらが柿田川の湧水群です。写真ではこんな感じですが、実際にこの場所に立つといくつもある湧き間から水が湧き出ているのがよくわかります。

しばらく眺めていると、湧き間によって湧き出ている水の量が違うことに気付きます。勢いよく湧き出ているものもあれば、じんわーり湧き出ている湧き間もあって意外とおもしろい。東洋一の湧出量を誇るといわれている柿田川湧水群。結構ずっと見ていられます。

「第二展望台」から見る『柿田川ブルーホール』

第一展望台から木々の生い茂る林の中の遊歩道を進み「第二展望台」へ! 途中、芝生広場が視界に入りますが一旦スルーします。「第二展望台」手前にも階段がありますので足元にご注意ください。

第二展望台」はこんな感じ。第一展望台よりも横に広い造りですが、こちらも最前列に入れる人数はそれほど多くありません。周りのお客さんたちと譲り合って展望台からの眺めを楽しみましょう!

柿田川公園と言ったらコレ!というくらい象徴的な写真ですね! 昔、紡績工場が井戸として利用していた湧き間で、日の光と水中の砂が作り出す幻想的なを楽しめる場所です。その名も「柿田川ブルーホール」! 柿田川公園を訪れる上で絶対に外せない場所です! 吸い込まれそうな光景に圧倒されますが、本当に吸い込まれないようご用心。

お子様に大人気! 青空の下の「芝生広場」

先ほど一旦スルーしてしまいましたが、園内中心には大きな「芝生広場」が広がっています。小さなお子様を遊ばせるにはもってこいの場所ですね! ベンチも設置されているので、お弁当を広げてピクニックを楽しむこともできます。

芝生広場のすぐ横にはトイレや水遊びができる池もあります。水遊びをしていたお子様たちの楽しそうなこと! 夏場はこういうところいいですよね! かなり気温の高い日だったのでちょっと羨ましかったです。

水と縁結びの神様「貴船神社」

芝生広場西側の遊歩道を南方向へ少し進んだ先、木々に囲まれていて少しわかりにくい場所ですが、「貴船神社」の鳥居が見えてきます。

柿田川公園内にある「貴船神社」は、京都にある貴船神社本宮の分社です。

水の神様として広く知られている貴船神社ですが、「恋を祈る神社」すなわち縁結びの神社としても有名で、“えんむすび通りを通って石碑上の紅白の石「おむすび」に触れると恋愛運がアップする”といわれています。

公園内にある小さな神社ですが、水の神様をお祀りしているれっきとした神社。もちろん手水舎やおみくじもあります。

こちらの神社にあるおみくじは、水に浸すと文字が浮かび上がってくる「水みくじ」というもの。「水みくじ」は柿田川公園駐車場近くにある清水町観光案内所「わくら柿田川」でいただけます。興味のある方はぜひ!

ちゃんと参拝してからこの場をあとにしましょうね。神様に手を合わせる気持ちは大切です。

湧きたての水に触れる「湧水広場」

先ほどの遊歩道をさらに南へ進むとまた下り階段が見えてきます。改めて写真を見返すと確かに柿田川公園は階段が多い! 体力に自信のない方はちょっと気合いが必要かもしれませんね。歩くの大好きな私でも公園内を一周すると結構いい運動したなーという気分になります。

階段を下り少し進むと「湧水広場」が見えてきます。「湧水広場」は、すぐ近くで湧き間を見ることができたり、湧き出たばかりの冷たい水に触れることができる場所です。

湧き出たばかりの水って想像以上に冷たいんです。冷たいとわかっていてもその数倍上を行く冷たさなんです。ぜひ実際に触って確かめてみてください。ちゃんと想像以上ですので。しつこくてすみません。

ちなみに、この「湧水広場」もお子様に人気の水遊びスポットです。ご覧の通り、水深も浅めなので安心して遊ばせることができますが、所々大きめの石なんかがあったりしますのでご注意ください。

舟付場から八つ橋へ続くボードウォーク

湧水広場を抜けると遊歩道はボードウォークに変わります。公園西側を流れる柿田川沿いを進む散策路で、実は個人的ナンバーワンおすすめスポットです!

ボードウォークを進んで間もなく、「舟付場」と呼ばれる場所が現れます。2つの井戸跡から水が湧き出る湧き間で、戦国時代に船着き場として利用されていたことからこのような名前がつけられているそうです。

ボードウォークの散策路は柿田川沿いの林の中へと続きます。冒険心をくすぐられワクワクしますね! 場所によっては散策路すれすれにまで枝が伸びていたり、ボードウォークの下から木が生えているようなところもありますので十分に注意して歩きましょう。

八つ橋」から見える柿田川上流の様子です。この辺りは柿田川の中でも一番川幅が広いエリア。写真でお伝えするのはなかなか難しいのですが、柿田川の豊富な水量や力強い水流を目で見て感じることができます。日本三大清流のひとつに数えられるほどきれいな川として有名な柿田川ですが、ここからの景色は迫力さえ感じます。

ジャングル探検気分を味わいながら林の中を進むこと数分、その先にある階段を上ればゴールの駐車場に到着です! 階段や坂道といったなかなか足にくる箇所もありますが、ゆっくり見て回っても1時間くらいで一周できる広さの公園です。

公園内の散策はこれにて終了ですが、柿田川公園の魅力はまだまだこんなもんじゃありません! 公園内を歩き回って疲れた体を癒してくれるのは、やはりグルメやお土産でしょう! もう少しお付き合いください!

柿田川公園にはこんな楽しみ方も!

柿田川公園の駐車場横には、柿田川の湧水を使って作られた豆腐料理を扱うレストランやカフェ、お土産屋さんなどが立ち並ぶ、「ドライブイン 柿田川湧水の道」という複合観光施設があります。

こちらの複合観光施設には、「わくら柿田川」という観光案内所もあります。上でご紹介した貴船神社の「水みくじ」がいただけるのもこちらの施設です。

いくつかあるお店の中で私が特に気になったのが、こちらのお豆腐屋さん「柿田川豆腐館」さんのとうふアイスクリームです! “名物”と書かれていますし、何より本当にこの日は暑かったんです。冷たいものを口に入れなければ私が溶けそうでした。

こちらが「とうふアイスクリーム」。見た目は非常にシンプル! 「柿田川豆腐館」さんで製造したお豆腐を使ったアイスクリームで、プレーン、抹茶、いちご、きなこの4種類の味に加え、季節限定のフレーバーが楽しめるとのこと。

私はプレーンをいただいたのですが、これが本当においしい! お豆腐をそのままアイスクリームにしたような優しい味で、甘さも控えめ。しかも量もしっかりあるのに350円! これは間違いなくまた食べに来ます! 絶対! 次は何味にしようかな……。

アイスクリームは店内でもいただくことができるので暑い日の休憩に最適! お店の方もとても感じのいい親切な方でしたので、より気持ちのいい休憩時間を過ごすことができました! 柿田川公園を訪れた際はぜひ「柿田川豆腐館」さんのとうふアイスクリームを食べてみてくださいね!

柿田川公園散策を終えて…

自然の中を歩くことが大好きな私にとって柿田川公園のような場所は最高の散策スポットです! 柿田川の力強い水流や迫力満点の湧水群を見てパワーをもらえた気がします! 「柿田川ブルーホール」や「ジャングル探検ロード」(私が勝手に呼んでいるだけです)は特におすすめ! 自然の神秘的な光景や緑あふれる散策路は柿田川公園の醍醐味です! また、少し目立たない場所にある貴船神社も、静かに参拝できる秘密のパワースポット的な感じが良かったです!

たくさんの見どころや魅力が詰まった柿田川公園は、お子様連れのファミリー、友人同士での旅行、カップルの公園デート、おひとり様のお散歩コースといった、どんな方でも楽しめるおすすめスポットです! 静岡県東部周辺を訪れた際は、ぜひ柿田川公園で富士山の恵み、大自然のパワーを体中で感じ取ってくださいね! 「とうふアイスクリーム」おすすめです!

また、柿田川公園のすぐ近くには「サントムーン柿田川」という大型ショッピングセンターもあります。観光スポット周辺にに大型複合施設があるのってなにかと便利だったりしますので、機会があれば寄ってみてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

こちらの記事が少しでも、皆様のお出かけ時間のお役に立てれば幸いです!

柿田川公園へのアクセス

公式サイト

わくら柿田川公式サイト

所在地

〒411-0907 静岡県駿東郡清水町伏見86(柿田川公園 町営駐車場)

公共交通機関で向かわれる方は、三島駅南口より東海バス沼津駅行きに乗車、柿田川湧水公園前バス停で下車してください。乗車前に必ず柿田川湧水公園前を経由するバスであることをご確認ください。

駐車場

普通車1回200円

普通車収容台数50台

入園料

無料

営業時間

24時間入園可能(柿田川公園 町営駐車場は8:30~16:30)

その他ご不明な点や、詳しい情報はわくら柿田川公式サイトをご覧ください。

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