静岡県熱海市にあるパワースポット伊豆山神社(いずさんじんじゃ)。鎌倉幕府初代将軍である源頼朝と妻である北条政子が結ばれた場所であることから、恋愛成就・縁結びの神社として知られる伊豆屈指のパワースポットです! また、山の上に建てられたこの神社からは絶景を楽しむこともでき、全国から参拝客が訪れる人気の観光スポットにもなっています。伊豆・熱海周辺を訪れたら、ぜひ一度足を運んでみてください!
伊豆山神社ってどんなところ?
静岡県熱海市伊豆山にある神社、関八州総鎮護 伊豆山神社。全国に点在する伊豆山神社、伊豆神社、走湯神社などの起源となった事実上の総本社格です。古くは伊豆山権現(いずさんごんげん)や伊豆大権現(いずだいごんげん)、走湯大権現(そうとうだいごんげん)などの名で呼ばれ、略して伊豆山、走湯山と呼び親しまれてきた神社です。
創建年代は不詳ですが、社伝によれば紀元前5世紀~4世紀とされ、当初は日金山(十国峠)山頂にあったとされています。
御祭神は火牟須比命(ほむすびのみこと)、天之忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)、栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)、邇邇芸命(ににぎのみこと)の伊豆山神4柱。
有名な話として、鎌倉幕府初代将軍である源頼朝からの崇敬の厚い神社で、後に妻となる北条政子との逢瀬の場であったといわれている神社です。このことから、恋愛成就・縁結びの神社として知られており、強運守護、福徳和合などのご利益もあるとされています。
一見、そこまでの広さを感じない境内ですが、本殿は海抜170m地点、本宮にいたっては海抜390mほどの山中に位置し、山側、海側合わせておよそ40,000坪の広さがあります。境内には源頼朝と北条政子が愛を語らったとされる「腰掛石」などの見どころもあり、その景観も相まって観光客に人気のパワースポットとなっています。
伊豆山神社でお詣りしよう!
伊豆山神社は山の中に建てられた神社ですので、車で向かう場合も、徒歩で向かう場合もなかなかの坂道を進んで行くことになります。周辺道路も道幅が広い場所ばかりではないので、十分に注意しながら境内を目指しましょう!
まずは170段の石段上り
駐車場に車を駐めたら早速170段の石段上りスタートです! この約170段の階段を上り切ると境内、そして本殿に辿り着くことができます。最初からなかなかハードですが頑張って上りましょう!
ちなみに本殿裏手にも少しだけ駐車スペースがあり、この階段を上らずに本殿まで行くことができますが、足の不自由な方やご年配の方のために空けておいてあげましょう。歩けるところは歩く! これが私のお出かけスタイルです!
この辺りまで上るとゴールが見えてきますね! あとちょっと…ではないかもしれませんが、あとちょっとです!
この石段の途中には祖霊社、足立権現社、結明神社里宮という3つの摂末社へ続く道があります。伊豆山神社境内をすべて回りたい方は見逃さないよう気をつけてくださいね。
伊豆山神社境内には何がある?
しっかり汗だくで階段を上りきるとすぐ右手には社務所が見えます。
左側には手水舎があります。手水の吐出口が龍になっていますね。これは「赤白二龍(せきびゃくにりゅう)」と呼ばれ、赤龍は火の力、白龍は水の力を操るとされており、二龍は温泉の守護神とされています。また、この伊豆山神社が縁結びの神社であることから、赤龍を母親、白龍を父親とみなし、夫婦和合や縁結びの象徴ともされています。
手前にあるのが手水舎、その奥に見えるのが摂末社である雷電社です。雷電社の近くには光り石や道祖神といったものがあり、石のパワーをもらえたり、縁結びの神様、導きの神様が祀られていたりします。
こちらは腰掛石です。伊豆山神社が縁結びの神社といわれるようになった所以である、源頼朝と北条政子が腰掛け、愛を語らったといわれる石です。縁結びを祈願して伊豆山神社を訪れた方は、ぜひ座ってみてください! ご利益があるかも?
そしてSNS映えとしても人気なのが、この縁結び祈願のハートの鳥居です! 境内でもひと際目立っていてすぐ目に留まりました! 週末や大型連休などの混雑時は、この鳥居の前はすごいことになるんだろうなと容易に想像できます。
そしてこちらが伊豆山神社本殿です! 堂々とした佇まいに圧倒されます! この大きな木々に囲まれた光景がとても印象的でした。しっかり参拝して更に奥へ進みます。
伊豆山神社は本殿参拝後が本番?
一般的には本殿で参拝することが神社を訪れる一番の目的だと思いますが、この伊豆山神社では本殿の遥か先にある本宮社で参拝してこそ来た意味があるといわれています。
こちらは白山神社遥拝所です。社の右側に山道に入る道があり、そこから本宮を目指すことができます。写真に写っている案内板によると、この白山神社遥拝所から本宮までは1時間近くかかると書かれていますが……。当然、みなさんも本宮目指しますよね?
最初は舗装された道を歩くことができるのですが、だんだんと険しくなり…
こんな感じの山道を歩くことになります。体力に自信のある方のみチャレンジしてください。もちろん私は歩きました! 汗だくでした。
白山神社遥拝所から20分ほど山道を歩くと白山神社に辿り着きます。が、白山神社の写真が撮れていませんでした。鳥居と摂末社があります。この写真は白山神社のすぐ横にある少し拓けた場所です。こんな山の中にポツンと真っ赤な鳥居と摂末社がある光景はなかなかに神秘的! ぜひご自分の目で確かめに来てください!
ちなみにこの白山神社は、病気平癒、厄難消除の神様が祀られている場所です。
そして白山神社から更に20分ほど歩くと結明神本社に着きます。白山神社からこの結明神本社までは、「伊豆山子恋の森公園」の敷地内を通って向かうことができ、舗装された道を歩くことができるので幾分楽ではあります。
この結明神本社は字の如く、縁結びの神様が祀られており、昔は各地から集まった若い男女が参列した「一名恋祭り」という神事が行われていたようです。
さて、いよいよ本宮社へ! 結明神本社から再び山道を進むこと15分! そこには“伊豆山神社を訪れるなら本宮社で参拝してこそ”といわれる元宮、本宮社が姿を現します!
……が、本宮社はご自身の目で確かめてください。ここまでの道のりあってこその本宮社での参拝だと思いましたので。
ちなみにこの本宮社、江戸時代初期には立派な拝殿や3か所の鳥居、求聞持堂などがあったようなのですが、江戸時代後期の野火により全焼。現在では石鳥居が1基、拝殿が1棟建っているだけの状態です。
伊豆山神社への参拝を終えて…
由緒正しき伊豆屈指のパワースポット伊豆山神社。とにかくたくさん歩きました! と言っても、私が本宮を目指したからであって、本殿での参拝のみならそこまで歩くことはないと思います。縁結びの神社ということで、SNS映えするスポットや縁結びを象徴するような名所が点在しているのが印象的でした。
上でご紹介した他にも…
境内にはきれいな池や、伊豆山神社から見える絶景を楽しむこともできます! ぜひ伊豆・熱海周辺を訪れた際は、この伊豆山神社に足を運んで歴史的有名カップルのご利益、伊豆の自然のパワーを感じてみてくださいね!
また、熱海にはもうひとつ来宮神社という県内屈指のパワースポットもあります! 興味のある方はぜひそちらもチェックしてみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
こちらの記事が少しでも、皆様のお出かけ時間のお役に立てれば幸いです!
伊豆山神社へのアクセス
公式サイト
所在地
公共交通機関で向かわれる方は、熱海駅から東海バス・七尾原循環に乗車、伊豆山神社前で下車してください。バスは境内へ続く石段の前で停まります。
熱海駅から30分ほどかかりますが、徒歩で向かうこともできます。 ルート案内はこちら
駐車場
無料(境内へ続く石段下の駐車場30台、境内5台ほど)
拝観料
無料
拝観可能時間・社務所受付時間
24時間拝観可能
社務所受付時間 9:00~16:00
その他ご不明な点、詳しい情報は伊豆山神社公式サイトにてご確認ください。