静岡県賀茂郡南伊豆町にある絶景スポット、ユウスゲ公園・あいあい岬。絶壁と岩礁が連なる景勝地・奥石廊の絶景を楽しめる観光スポットです。ユウスゲ公園とあいあい岬、厳密には別の場所なのですが、どちらも奥石廊観光の目的地としてセットで訪れる方が多い場所なのでまとめてご紹介します。
ユウスゲ公園は名前の通りユウスゲが自生する公園で、シーズンには一面のユウスゲと奥石廊の絶景を同時に楽しむことができる絶景スポット。
一方あいあい岬は、“愛に逢える岬”として有名な絶景スポット。敷地内にあるカフェでのんびりとした時間を過ごしながら絶景を楽しむことができる場所です。
どちらも南伊豆を代表する絶景スポットですので、石廊崎を遊び尽くしたい!という方には、ぜひ足を運んでいただきたいおすすめスポットです!
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ユウスゲ公園ってどんなところ?
ユウスゲ公園は、静岡県賀茂郡南伊豆町にある丘の上につくられた公園。希少価値の高い一夜花であるユウスゲが自生する公園であり、県内唯一の群生地です。
ユウスゲ公園のある奥石廊エリアには「池の原」と呼ばれる小さな高原があり、この場所は国内でも数少ないユウスゲの群生地であることから、地元の高校や地域住民、行政などが連携し保護し続けてきました。保護・育成を行うこと数年後の2000年に公園として整備され、現在では伊豆半島ジオパークのジオサイトに登録されています。
公園内の見どころのひとつであるモニュメント「幸せを招く鐘『ハッピーベル』」は、2014年に完成したもので、このモニュメントと奥石廊の絶景、ユウスゲ、夕日、星空などをバックに撮影した写真がSNSなどで話題を呼び、フォトジェニックなスポットとして若者やカップルを中心に注目を集めています。
ユウスゲ公園へ行ってみよう!



ユウスゲ公園は石廊崎の観光スポットですが、「奥石廊」と呼ばれる石廊崎西側エリアに位置しています。車で石廊崎観光をする方は必ず通るであろう県道16号下田石廊松崎線沿いにユウスゲ公園はありますので、まず迷うことはないでしょう。
ユウスゲ公園の駐車場は県道沿いにあるのですが、駐車スペースは普通車5台分しかありません。満車の場合はこのあとご紹介する、奥石廊もうひとつの絶景スポット・あいあい岬の駐車場に車を駐めてユウスゲ公園を目指しましょう。あいあい岬からユウスゲ公園までは徒歩5分ほどです。



ユウスゲ公園は小高い丘の上に造られた公園です。駐車場から丘の上までは階段で上ることができますが、ご覧の通り時期によってはなかなかワイルドな状態に。草が生い茂っていて足元が見にくくなっていますので、十分注意しながら頂上を目指しましょう。駐車場から丘の上までは1~2分です。



階段を上りきると道が左右に分かれます。どちらも公園の敷地内ですが、見える景色や設置されているものが異なりますので両方行ってそれぞれの絶景を楽しみましょう! まずは左側へ。






左側、方角で言うと東側の広場には、ベンチやどの方角に何が見えるか記された案内板が設置されています。周囲をぐるっと一周見渡しながら歩くことができるスペースとなっていますので、周囲の自然や奥石廊の空気を感じながら散策することができる広場です。
残念ながらこの時は開花シーズン後でしたので、ユウスゲの花を見ることはできませんでしたが、花期に訪れるとユウスゲの黄色い花と奥石廊の絶景のコラボレーションを楽しむことができるそうです。もちろん、シーズン中に訪れることができればベストですが、ユウスゲの花を見られなくとも絶景はいつでもこの場所にあります。
ちなみにユウスゲは、7~9月に花期を迎えるワスレグサ科(ツルボラン科?)の植物。夕方に花を咲かせ翌日の午前中にはしぼんでしまう、いわゆる一夜花です。黄色いユリのような花が一晩だけ咲くその儚い様子が夏の風物詩ともいわれています。
それでは西側のエリアへ行ってみましょう。



こちら側も先ほどと同様、小さな広場のような造りになっていますが、広さは一回り狭い印象です。



先ほどの広場と大きく違うのはこちらのモニュメントがあること! そうです、こちらが写真映えすると話題のモニュメント「幸せを招く鐘『ハッピーベル』」です!
モニュメントの前にはカメラ台も設置されていて、「ここで写真を撮ってください!」という強いメッセージを感じる正真正銘のフォトスポット! モニュメント越しの絶景を写真に収めることができます。



さらにカップルで訪れた方は、モニュメントの後ろ側で向かい合い撮影すると、モニュメント+カップル+絶景といった素敵な構図のロマンティックな一枚が撮れたりもします! ここに夕日が加わると尚良し! ぜひ試してみてくださいね!



それではユウスゲ公園を後にして次の目的地「あいあい岬」に向かいましょう! 先ほどもご紹介した通り、ユウスゲ公園とあいあい岬は徒歩5分ほどで行き来できる距離にあります。
あいあい岬ってどんなところ?
あいあい岬は、静岡県賀茂郡南伊豆町の伊豆半島最南部の岬に造られた観光施設です。「あいあい岬」は観光施設を指しますが、漢字で「愛逢岬」と書かれている場合は岬全体を指していることになります。「奥石廊大根展望所」と呼ばれることもあるようです。
あいあい岬には、カフェ・駐車場・トイレが設置されており、奥石廊周辺を訪れた観光客の休憩地としても利用できる施設となっています。また、展望台も設けられているため、奥石廊の絶景を望める南伊豆屈指の絶景ポイントとしても知られている場所です。
近年では、この施設のすぐ横にあるピンク色のハートのバス停「愛逢岬バス停」が写真映えすると話題であり、あいあい岬からの眺望と合わせて人気のスポットとなっています。
このハートのバス停があることや、この岬の名である「愛逢岬」が“愛に逢える岬”と解釈できることから恋愛のパワースポットとしても注目されている場所です。
あいあい岬には何がある?






あいあい岬に辿り着いてまず最初に目に入るのがこちらのお店「サウスポイント カフェアンドギフト」さん。イギリスから移住されたご夫婦が営む、伊豆の自然をコンセプトとしたカフェ兼お土産屋さんです。外観からすでにこのオシャレさ! 南伊豆・奥石廊の絶景に映えます!
店内外どちらにもカフェスペースが設けられており、コーヒーやスイーツなどをいただくことができるお店です。石廊崎観光の際はぜひ立ち寄ってみてくださいね!
ちなみに上ではあいあい岬を観光施設とご紹介しましたが、どちらかというと道沿いにあるカフェ付きの大きな展望台といった感じです。山道なんかをドライブしているとちょっと開けた展望広場みたいな所ありますよね? イメージ的にはそちらのほうが近いです。



あいあい岬から見える景色はこんな感じ! まさに絶景です! 石廊崎周辺はどこから眺めても本当に景色がいい! ユウスゲ公園と位置的にはそんなに変わらないのですが、見る高さや周りの環境などが少し違うだけで様々な景色を楽しむことができます。
先ほどもご紹介しました通り、あいあい岬そのものが展望台のような場所なので、どこからでも奥石廊の絶景を望むことができる。そして、いつまでも眺めていたくなる。あいあい岬はそんな場所です。



そして! あいあい岬を訪れる上で絶対に外せないフォトスポットがこちら! 近年話題のハートのバス停こと「愛逢岬バス停」です!
「写真映えする」「この場所を訪れた記念に」と多くの方がシャッターを切るフォトジェニックなバス停。わかります、たしかにかわいいバス停ですね。バスに乗っていたら思わずここで降りてしまいそう……。“愛に逢える岬”にあるハートのバス停。恋愛のパワースポットと呼ばれるのも納得です!
ですが、そんなかわいらしいフォトスポットにも欠点が。実はこちらのバス停、一日に1~2本しかバスが来ません。このかわいらしいフォトスポットと絶景を目当てにバスで訪れたが最後、帰りは数時間後、あるいは翌日になる可能性も。
これも石廊崎が“秘境”と呼ばれる所以ですね。公共交通機関で訪れる予定の方はご注意を。事前にしっかり調べてからお出かけくださいね。
ユウスゲ公園・あいあい岬はこんな方におすすめ!
- 自然の絶景を楽しみたい方
- 夕景を楽しみたい方
- 写真撮影が趣味の方
- デートスポットをお探しの方
- 絶景ドライブを楽しみたい方
- 潮風に吹かれながらリラックスしたい方
ユウスゲ公園・あいあい岬を訪れる上で注意したいことは?
- アクセス・交通手段に注意
- 歩きやすい靴で(階段や坂道があり)
- 天候・風に注意
- 暗い時間に訪れる方はライトを持って
- ユウスゲ目当ての方は開花時期や時間帯を要確認
ユウスゲ公園・あいあい岬へのアクセス
公式サイト
所在地
〒415-0312 静岡県賀茂郡南伊豆町入間1839-1(あいあい岬)
公共交通機関をご利用の方へ
最寄り駅 | 伊豆急下田駅(あいあい岬まで20km) |
最寄りバス停 | 愛逢岬(あいあい岬目の前) |
※愛逢岬バス停には一日数本しかバスが停車しない上に、最寄り駅である伊豆急下田駅から愛逢岬バス停までは1時間ほどかかります。
料金
ユウスゲ公園・あいあい岬共に入場無料
駐車場
ユウスゲ公園 | 5台 | 無料 |
あいあい岬 | 20台ほど | 無料 |
その他ご不明な点、詳しい情報は南伊豆観光協会公式サイトにてご確認ください。
また、こちらのブログ内でご紹介させていただいた内容は記事作成時点での情報です。必ず最新情報をお確かめの上お出かけください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
こちらの記事が少しでも、皆様のお出かけ時間のお役に立てれば幸いです!