【ペリーロード】ノスタルジックな気分になれる観光名所! アクセス方法や駐車場は?【下田市】

入場料1,000円以下

静岡県下田市の歴史が詰まった小さな通り、ペリーロード。レトロな佇まいのお店やカフェ、ノスタルジックな風景を眺めながら散策できる、カップルや旅行客に人気の観光スポットです。伊豆半島南部に位置する下田市は、かつて「黒船のペリー」が来航した町。その時ペリー提督一行が歩いたとされる通りが後にペリーロードと呼ばれるようになりました。現在では、まるで過去にタイムスリップしたかのような気分になれると話題の、伊豆・下田が誇る人気の観光スポットとなっています。

ペリーロードってどんなところ?

ペリーロードは、静岡県の有名温泉地や観光名所、特産品を使ったグルメなどが人気の伊豆半島南部にある下田市の観光名所のひとつです。

当時鎖国中だった日本に対し開国を迫り、日米和親条約を締結し、開国・開港させたのがペリー提督ことマシュー・ペリー。「ペリー艦隊」「黒船来航」などで知られるアメリカの海軍軍人です。その際ペリー提督一行が歩いたとされる下田港から了仙寺までの約400mの道のりが、後にペリーロードと呼ばれるようになりました。

そんな伊豆・下田の歴史のみならず、日本の歴史的にも重要な役割を果たしたペリーロードは現在、古民家風のレトロなレストランやカフェ、オシャレな雑貨屋などが立ち並び、ノスタルジックな風景を楽しめる観光ストリートとなっています。

また、ペリーロードを象徴する建物にはなまこ壁や伊豆石が使われており、石畳の道、ガス灯、朱色の欄干、川沿いの柳の木なども、ペリーロードを語る上で欠かせない見どころと言えるでしょう。

ペリーロードを歩こう!

ペリーロードは、静岡県下田市三丁目あたりにある小さな通りの名称です。“下田港から了仙寺までのおよそ400mの道のり”がペリーロードと呼ばれていますが、通りなので住所はなく、ここからかここまでがペリーロードという明確な決まりもありません。ペリーロードと検索すればおおよその位置を示してくれる地図やナビもありますが、そうでない場合は「了仙寺」または「ペリー艦隊来航記念碑」と入力してください。そちらが今回ご紹介する散策路のスタート地点とゴール地点です。

また、ペリーロードと呼ばれる通りには駐車場がなく、「ペリー艦隊来航記念碑」徒歩1分の位置にある駐車場が最寄りの駐車場となります。お車で向かわれる方は、「ペリー艦隊来航記念碑」を目印に駐車場を目指しましょう。

ペリー艦隊来航記念碑からスタート!

ペリー提督一行が歩いたとされるペリーロード。駐車場ご利用の方は、稲生沢川のほとりに建てられた「ペリー艦隊来航記念碑」がスタートです。この記念碑のすぐ向こう側には、鎖国中だった日本で最初に開港したとされている下田港を臨むことができます。

山と海と港! この景色だけでテンションがあがりますね! でも海や山を見に来たわけではないので、一旦記念碑を離れ了仙寺を目指します。

ペリーロードは石畳を辿って歩くべし!

「ペリー艦隊来航記念碑」から県道117号下田港線を西に進むと左に曲がる道が出てきます。Googleマップではこの辺りからがペリーロードとなっていますが、特にそういった看板などがあるわけではないので、何かしらのマップを見ながら散策することをおすすめします。

このような少しレトロな雰囲気の通りに入るので、なんとなくペリーロード感が出てきます。ペリーロードは基本的にこのような石畳の道になっていますので、石畳を辿って歩くとわかりやすいですね。

先ほどの道をまっすぐ進むと右側に川が見えてきます。この川は平滑川といい、ペリーロードに沿って流れています。写真の通りきれいな川とは言い難いですが、魚や水鳥などを見ることができ、ペリーロードのノスタルジックな風景に欠かせない川です。

川沿いを歩いていると挨拶しに寄ってきてくれたりします! かわいらしいので記念撮影。おそらくエサを求めて寄ってきているだけだと思いますが……。

川の反対側には立派ななまこ壁の建物があります。この建物は旧澤村邸といい、下田市の歴史的建造物に指定されている大正時代に建てられた住居です。これは澤村家が下田市に寄贈した建物で、現在では無料休憩所として開放されており、中を自由に見学することができます。ちなみにこの家の持ち主だった澤村氏は、下田の発展に大きく貢献した実業家だったようです。

レトロでノスタルジック! これぞペリーロード!

平滑川沿いを進んで行くといよいよです! 石畳の道、平滑川沿いのなまこ壁、そして柳の並木が見えてきたらそこは紛れもなくペリーロード! 誰が見てもそこらにある普通の通りではありません!

この写真にあるガス灯もペリーロードの象徴的な風景の一部です。暗くなるとこのガス灯に光が灯され、ライトアップされたよりノスタルジックな風景を見ることができます。

平滑川にかかるレトロな橋やその欄干、その奥に映っているお店も風情があっていいですね。なまこ壁などを使ったレトロな佇まいのお店がいくつかありましたが、平日の昼間ということもあり営業していないようでした。後で調べてみたところ、夜だけ営業していたり、土日のみ営業しているお店がいくつかあるとのこと。気になるお店がある方は、事前に営業時間を調べてからお出かけください。

私のご紹介しているルートだと、ペリーロードもそろそろ終盤といった辺りにあるこちらのカフェ。まさにレトロでノスタルジック! このオシャレな店構えは本当に絵になりますね! こちらのお店は平日の昼間でも営業しているようでした。

先ほどのカフェの前にある橋を渡ってまっすぐ進むと、オシャレな隠れ家的なお店を発見! こちらも営業中ではないように見えましたが、写真を見返してみると商品が外に出ているようにも見えますね……。営業していたのかな?

ちなみにこの辺りまで来ると、いたるところでペリーロードの文字を目にします。つまりこの辺りは間違いなくペリーロードということですね。

さらにペリーロードを西へ進むとこのような道になり、この先は「了仙寺」に続いています。

了仙寺のすぐ近くにはMoBS黒船ミュージアムがあり、ペリー提督や黒船について学ぶことができる施設となっています。ペリー提督や黒船にちなんだグッズを販売しているショップも併設されているので、お時間に余裕のある方、黒船来航の歴史に興味のある方はちょっと覗いてみてはいかがでしょう?

ペリーロードを歩いてみて…

ノスタルジックという言葉がぴったりの場所でした! とにかくペリーロード周辺のお店や街並みがレトロでオシャレ! 石畳の道、なまこ壁、柳の並木道、ガス灯などが風情を感じさせてくれます! 平日の昼間に行ったということもあり、観光客で溢れかえっていることもなくとても気持ちよく散策することができました!

ただ、営業していないお店もいくつかあったので、営業時間を調べてから行けばよかったと少し後悔。おそらくですが、時間帯や季節によっていろいろな表情を見せてくれる場所だと思いますので、次は夜や寒い時期に行ってみようと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

こちら記事が少しでも、皆様のお出かけ時間のお役に立てれば幸いです!

ペリーロードへのアクセス

公式サイト

下田市公式ウェブサイト

所在地

ペリーロードは“通り”の名称なので住所がありません。地図やナビでペリーロードと入力しておおよその位置を示してくれない場合は、

了仙寺」または「ペリー艦隊来航記念碑

この辺りを目指して向かってください。

駐車場

ペリーロード最寄りの駐車場は「ペリー艦隊来航記念碑」徒歩1分の場所に2か所あります。

  • 記念碑に近い方の駐車場は舗装されていない砂利の駐車場(1回500円)
  • その奥にある「下田市ペリーロード駐車場」は舗装されたきれいな駐車場(1回600円)

こちらは私がペリーロードを訪れた時の値段ですので、現在は変更されている可能性があります。事前にご確認の上お出かけください。

公共交通機関を利用する場合

伊豆急下田駅から徒歩約10~15分ほど。 ルート案内こちら

最寄りのバス停は「了仙寺」です。

その他ご不明な点、詳しい情報は下田市公式ウェブサイトでご確認ください。

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