静岡県浜松市西区にある花と緑の楽園、はままつフラワーパーク。浜松市が世界に誇る大型の植物園です! 今回はそんなはままつフラワーパークの魅力に迫るお出かけ旅をしてきました! 予想を遥かに上回る広大な敷地面積と、たくさんの見どころに思わず感動! 予定していた滞在時間では園内すべてを回りきることができませんでした。リベンジ確定のお出かけ旅となりましたが、魅力は十分にお伝えできているはずなので、是非最後まで読んでみてくださいね!
はままつフラワーパークってどんなところ?
はままつフラワーパークは名前からも想像できる通り、静岡県浜松市にある総面積30万㎡もある大型の植物園です。浜名湖のすぐ隣に位置し、浜松市動物園と共に舘山寺総合公園内に造られた施設となっています。
季節ごとに咲く様々な花を楽しめるのはもちろん、大温室「クリスタルパレス」や水と音楽の「大噴水ショー」、園内を走る「フラワートレイン」など見どころがいっぱい! 広い園内にはお子様が楽しめる「こども広場」や観覧車なども設けられています!
お隣の浜松市動物園との共通券を購入することで両園内を自由に行き来でき、お得に植物園と動物園を楽しめますので、お時間に余裕のある方はセット券の購入がおすすめです!
はままつフラワーパークはとにかく広い植物園!
私はこの日、はままつフラワーパークと浜松市動物園の共通券を購入し、閉園までの約3時間半で両園内を回りきる予定でしたが、結論から言うと時間内に全てを回りきることはできませんでした。理由はいろいろあるのですが、単純にどちらの施設も思っていたより広かったことと、思っていたより見どころがたくさんあったことです。そして浜松市動物園から回ったので、はままつフラワーパークはかなり駆け足での散策となってしまいました。園内すべての見どころをご紹介できず申し訳ないのですが、温かい目で読み進めていただけると幸いです。
入園用ゲートは3箇所
はままつフラワーパークには3箇所入口があります。写真はないのですが、1箇所ずつご紹介します。
1つ目は「正面ゲート」。はままつフラワーパーク南側にあるメインゲートです。正面ゲートの両側には駐車場が設けられています。はままつフラワーパークのみの見学をご希望の方はこちらのゲートから入園するのがおすすめです。ゲートの先にはメインエントランスがあり、お土産を購入できるショップやカフェが入っています。噴水ショーの行われる噴水池に一番近いのも正面ゲートです。
2つ目は「フラワーパーク浜名湖ゲート」。はままつフラワーパーク西側にある、お隣の浜松市動物園の正面ゲートと共通の入口です。こちらには動物園側の駐車場が設けられています。はままつフラワーパークと浜松市動物園の両方へ入園できるゲートですので、共通券をご購入される方はこちらから入園するといろいろとわかりやすいかと思います。ちなみに共通券を持っていればどのゲートからも入退園できますが、お車で向かわれる方は最終的に入園したゲートから退園することになると思いますので、お帰りのことなどを考えて入園すると良いでしょう。
3つ目は「共通門」です。こちらは入園ゲートとは少し違いますが、はままつフラワーパークへ入園する手段として挙げさせていただきました。はままつフラワーパークと浜松市動物園の両園をお得に楽しめる共通券を持っていれば、「共通門」を使って何度でも両園内を行き来することができます。例えば、浜松市動物園側から入園し、「共通門」を通ってはままつフラワーパーク側のゲートから退園することも可能になります。両園内はかなり広い造りになっているので、こちらの「共通門」を使うことによりかなりの時間を短縮することができます。
「共通門」は共通券を購入した方のみ通れるゲートですが、その他の2つははままつフラワーパーク利用者ならどなたでも入退園できるゲートですので、園内のどこから見て回りたいか、どちらの入口の方が利用しやすいかで入園ゲートを選ばれると良いと思います。
噴水ショーの行われる「噴水池」
正面ゲートからすぐのところには噴水ショーの行われる「噴水池」があります。毎時00分と30分、約6分間の水と音楽を使ったショーです。1時間に2回の間隔で噴水ショーが行われていますので、だいたいどの時間帯に訪れても鑑賞できると思います。1回約6分ほどなのでショーを眺めながら園内を散策することもできますが、「噴水池」の周囲にはベンチも設けられていますので、ゆっくりと座りながら噴水ショーを鑑賞することもできます。
大温室「クリスタルパレス」
園内ほぼ中央には「クリスタルパレス」という大きな温室があります。かなり大きな建物なので、園内の至る所からその姿を確認することができます。
温室内はいくつかのエリアに分かれており、それぞれのテーマに沿った植物の展示を行っています。オシャレなエリアも多いので、写真映えすること間違いなし! カップルのデートにもおすすめです!
温室内には「グリーンローズ」というカフェもあり、オリジナルのソフトクリームなどを頂くことができます。植物に囲まれた癒しの空間で、ゆっくりとした時間を過ごしたい方におすすめのカフェです!
温室内の展示は季節によって変わるようなので、これらの写真と同じものがいつでも見られるわけではないのですが、私がはままつフラワーパークを訪れた時はこのような秋を感じさせてくれる素敵な展示もありました! ちょっとハロウィンぽいかな?とも思いましたが、ハロウィンの時期は過ぎていましたので、おそらくこれらがこの時期の季節展示だったのだと思います。季節ごとに違った花や展示が見られるのも植物園の醍醐味ですよね! 次は違った季節にこの場所を訪れてみたいですね!
モザイカルチャー「森の仲間たち」
大温室の前にはモザイカルチャー「森の仲間たち」が展示されています。こちらの写真にはクマ、シカ、トリ、タヌキ、チョウ、リスの6作品しか写っていませんが、実際はハチを加えた7作品が「森の仲間たち」として紹介されています。写真に写っている6作品、どれかわかりますか?
ところでみなさんはモザイカルチャーって言葉知ってました? 私はどんなものなのか知らなかったので調べたところ、モザイクとカルチャーから作られた造語のようで、金属のフレームに花や緑を植え込み立体作品に仕上げる園芸アートだそうです。そう聞くと今までもそのようなものを何度か見たことがあるような気もしますが、それにモザイカルチャーという名称があることを知りませんでした。
ちなみに浜松市は日本のモザイカルチャー発祥の地! ということで、はままつフラワーパークでも「森の仲間たち」というモザイカルチャーを大々的に紹介しているようです!
「森の仲間たち」とは少し離れたところにもモザイカルチャーが! こちらは「ふらまる」という、はままつフラワーパークのマスコットキャラクターです。スタッフの方が丁寧にお手入れをしていました。「森の仲間たち」もそうですが、モザイカルチャーに使われているのは生きた植物ですので、定期的にお手入れをしてあげないとどんどん成長してしまうんでしょうね。「森の仲間たち」がかなりワイルドな姿になっているのはそのためでしょう。スタッフの皆様、お疲れ様です。
優雅なバラの庭園「ローズガーデン」
「クリスタルパレス」の西側には様々な種類のバラが咲き誇る「ローズガーデン」があります。11月ということできれい咲く秋バラを見られると思っていたのですが、ちょっと時期がずれていたようで花の咲き具合はまばらな感じでした。
それでも所々ではありますが、このように花開くきれいなバラを見ることができました。やはり確実に満開のバラを見たいならやはり5月頃なのでしょうね! 季節や気候、そして自身の運で見ることのできる景色が変わるというのも、私はわりと好きですけどね。
また「ローズガーデン」の名の通り、このエリアは庭園を意識したような造りになっており、満開の時期などは絶好のフォトスポットとなります。是非バラの咲く時期にこの場所を訪れて、素敵な写真を撮ってくださいね!
園内を走る列車? 「フラワートレイン」
はままつフラワーパーク園内は「フラワートレイン」に乗って移動することもできます。トレインという名前がついていますが、実際は線路の上を走る列車ではなく列車を模した自動車です。
園内にはフラワートレインの停留所が6か所設けられています。こちらの写真はフラワートレインの始点停留所であるメインエントランス停留所を写したものです。私はこちらの停留所から、次の停留所の浜名湖ゲート・動物園正門停留所まで乗せてもらいました。ちなみに利用料金は1乗車子供50円、大人100円です。
車内はこんな感じです。運行時間ギリギリだったこともあり、車内は貸切状態でした。乗車中は運転手さんが園内のアナウンスをしてくれるので、車窓からの眺めを楽しみながら植物についての知識や園内の見どころなどを知ることができます。私はあまり時間がなかったので、次の停留所までの数分の乗車でしたが、約15分かけて園内を一周することができますので、お時間に余裕のある方は是非園内一周列車の旅をお楽しみください!
停留所で私を降ろして次の停留所へ! ちょっとぶっきらぼうな感じの運転手さんでしたが、実は優しい方でした! 運転手さん、ありがとうございました!
お子様が楽しめる「こども広場」
園内東側にはお子様が楽しめるエリアとして「こども広場」が設けられています。私は子供連れではないのですが、どんなところなのか見に行こうとしたところ……。
営業終了の看板が立てられていました。営業時間内に行ったんですけどね……。何か事情があって早めに営業終了したのだと思いこの時は諦めたのですが、後日調べてみると「土日祝日のみ営業」という文字を発見! 私は平日に訪れたので営業しているわけありませんよね。私自身は最低限のことしか調べずに目的地を目指すタイプなので、このようなことは多々あります。
営業はしていませんでしたが、広場に入ることは可能で無料遊具は平日でも利用できるようです。こちらの観覧車、実はかなり遠目からも見えていてなんとなーく動いていないような気はしていました。動いていたらちょっと乗りたかったというのが本音です。
「こども広場」のすぐ近くには大きな芝生広場も設けられています。こちらにも少しですが遊具があったり、休憩スペースが設けられていますので、広い園内を回る際の休憩所として利用されると良いかと思います。お子様連れの方には重宝しますよね、こういった場所。
北側エリアにも見どころ多数!
園内北側はいくつかの池に沿って植物の展示を行っているエリアです。時期も時期でしたので、花の咲いたきれいな写真をお届けすることはできませんが、季節によっては大きな見どころとなるエリアなのでご紹介します!
コイやカモの生息する池のある日本庭園や藤棚、花しょうぶ園などが設けられています。この時期に花を見ることはできませんが、ただ歩いているだけでも気持ちのいいような落ち着いた雰囲気が魅力のエリアです。
ちなみにこちらの藤棚近くにはお隣の浜松市動物園との共通門があり、共通券を持っていれば両園内を行き来することができます。私が訪れた時は共通門は改修工事中ということで閉鎖されていました。はままつフラワーパーク公式サイトによると、2023年10月10日~2024年2月末日(予定)の期間は改修工事のため共通門は利用できないとのこと。両園の見学をご希望の方はその点を踏まえた上でお出かけください。
池の近くではこんな出会いもありました! はままつフラワーパークで飼育している子なのでしょうか? とても人馴れしている様子でした。思わぬところで思わぬ出会いがあるのもお出かけの醍醐味! こちらの出会いもはままつフラワーパークの魅力のひとつとしておきましょう!
更に奥まったところにはこんな吊り橋も。こんなところにまで足を踏み入れる方はそう多くないような気がします。お時間に余裕のある方は探してみてくださいね!
はままつフラワーパークを訪れてみて…
もう少しゆっくり散策したかったというのが本音です。園内の広さや見どころなど、私の想像を遥かに超えていました。もう少し余裕のあるスケジュールを組めばよかったと反省しております。ただ、園内は本当に素敵な場所がいっぱい! 私はお隣の動物園との共通券を購入し、半日で両園を見て回る予定でしたが、はままつフラワーパークだけで半日過ごせるくらいのボリュームと見どころがあると思いました! これからはままつフラワーパークを訪れる予定の方は、時間に余裕を持ったスケジューリングをおすすめします!
それから、みなさんにご紹介するという意味では訪れた時期も反省点のひとつかもしれません。はままつフラワーパークは時期によって見られる花が変化しますが、私が訪れた時期は1年の中でも見られる花の種類が少ない時期でした。おかげでお客さんの数も少なく、ゆっくり見ることができるはずだったのにスケジューリングが……。今回は反省点の多いお出かけ時間となってしまいました。それでも十分楽しめたのは事実ですが、お出かけ時期や滞在時間をしっかり計画してから向かうようにすると、より楽しい時間を過ごすことができると思います!
また、はままつフラワーパークでは季節や花の見頃に合わせたイベントやイルミネーションなどの期間限定イベントも開催されます。お出かけ前にはままつフラワーパーク公式サイトをチェックしてみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
こちらの記事が少しでも、皆様のお出かけ時間のお役に立てれば幸いです!
はままつフラワーパークへのアクセス
公式サイト
所在地
〒431-1209 静岡県浜松市西区舘山寺町195 地図はこちら
公共交通機関で向かわれる方は、浜松駅北口より遠鉄バス舘山寺温泉方面行きに乗車、フラワーパークバス停で下車してください。
駐車場
はままつフラワーパーク正面ゲート駐車場 収容台数600台
浜松市動物園側にも駐車場あり(浜松市動物園についての紹介記事を参照)
いずれも駐車料金は200円
入園料
期間 | 大人(高校生以上) | 小中学生 |
3月~6月 | 600円~1,000円 | 300円~500円 |
7月・8月 | 無料 | 無料 |
9月~2月 | 500円(お買い物券200円分付き) | 無料 |
浜松市動物園との共通券料金は時期により変動します。詳しくははままつフラワーパーク公式サイトでご確認ください。
開園時間
3月~9月 | 10月・11月 | 12月~2月 |
9:00~17:00 | 9:00~16:30 | 10:00~16:30 |
その他ご不明な点、詳しい情報ははままつフラワーパーク公式サイトでご確認ください。